[応援]「意識高い系の人」は「意識が高い人」になるための第一歩
「意識が高い人」と「意識高い系の人」
これまで多くの人と仕事をしてきましたが、年齢を問わず「意識が高い人」と「意識高い系の人」の両方に出会う機会がありました。
この記事内では、「意識が高い人」とは、目標を達成するために実際に行動し、継続的に努力を重ねる人と定義します。
一方、「意識高い系の人」とは、成功のための知識を持ってはいるものの、実際の行動には移せず、結果として口先だけになってしまう人と定義します。
「意識が高い人」は行動できる
意識が高い人は、大きな成果が実らなくても、目標に向かって努力を積み重ね、何らかの実績を残しています。このような人は自己効力感を得やすく、心に余裕が生まれるため、他者に貢献する姿勢も強くなります。そのため、意識が高い人が増えることは社会全体にとって有益であると考えています。
「意識高い系の人」は行動に移りにくい
一方で、意識高い系の人は、本や動画、セミナーなどを通じて成功者や有識者の話を熱心に学びます。しかし、知識を得たことで自己効力感が高まるものの、行動に移さないままになってしまうことが少なくありません。さらに、人によっては得た知識をあたかも自分の実体験のように語ることもあります。私が以前勤めていた会社にも、そのような傾向の人が多くいました。
「意識高い系」は本当にいけないの?
このような背景から、意識高い系の人はしばしば周囲から嘲笑の対象となることもあります。
しかし、果たして意識高い系の人は批判されるべき存在なのでしょうか。
実際に意識の高い行動を取るためには、まず知識を学び、それを行動に移す過程が必要です。そのため、「意識高い系」の状態は、意識が高い人へと成長するための通過点であると考えることもできます。当然、何も行動しなければ、いつまでも意識高い系のままであることは否めませんが、少なくとも知識を得ようと努力している点では、全く学ばない人よりも成功に近づく可能性はあるでしょう。
私はこのように考えるため、意識高い系の人に対しては、批判するのではなく、行動を起こせるよう応援する姿勢で接することが重要だと考えています。さらに、彼らが実際に行動できるようにサポートすることも有効です。大きな成果を得られるかは別として、知識を持つ人が行動に移せる環境を整えることができれば、社会に貢献できる人は確実に増えていくでしょう。
私自身もこの考えを基に、自分の行動を見直し、小さなことでも実際に動くことを意識するようにしています(早速一昨日からPixivで下手ながらにイラスト投稿しはじめました)。