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[戦略]出る杭になったときのリスク対策

過去3回にわたり「いいひと戦略」について考えたことを投稿してきましたが、今回がとりあえず最後となります。

 近年、インターネットを中心に「キャンセルカルチャー」が社会問題になってきました。
 キャンセルカルチャーとは、特定の個人や団体の言動が社会的に問題視された際に、批判や非難が集中し、その人や団体の評判が急激に低下する現象のことを指します。SNSの普及により、一度批判の対象になると瞬く間に拡散され、社会的な制裁を受けることも珍しくありません。

 自分自身が何らかの成功により「出る杭」となった場合、自分の失態がネタにされ、排斥の的となる危険性があります。なお、ここでいう「出る杭」とは、メディアを通した大々的な成功だけではなく、仕事や趣味における成功、さらには結婚といったプライベートな成功も含めて書いています。

 そのため、目立つ立場になった際にも「いいひと戦略」に基づき、他人を不快にさせない言動を徹底することが重要です。
 そのうえで一番簡単な方法として、自分の成功を自分の実力のみで達成したとは言わず、周囲の支援や偶然性も影響したものであると話すほうが無難でしょう。支援してくれた人には、きちんと感謝を伝えることが大切です。また、周囲の人々に幸福を還元できるような活動を行うのも良いでしょう。
 もちろん、そもそも自分の成功を人前で語らないことが最も望ましいです。なぜなら、幸せアピールは全く関係のない人でさえ反感を抱き、アンチが生まれる可能性があるからです。

 目立つ立場になることは大変な面もありますが、そのリスクを回避するための戦略を立てることも必要だと考えます。
 自分自身は出る杭になるにはまだ遠く及ばない存在ですが、何かしらの成功を収めた際には目立つことを避け、他者への感謝を行動に移していきたいと思っています。