ゲネ
『幕末天狼傳』のゲネプロを観て来た。
通し稽古を観た時も思ったけどこれを書いた四年前の自分をなんだか誇らしく思う。
この作品で色々な方面からの信頼を勝ち取った記憶。
恥ずかしながら初日が終わった直後に泣いたことも記憶している。
自分の書いた芝居で涙を流した記憶ってあんまり無い。
結局のところ作品は作家にとって書いていた頃の自分自身を投影したアルバムのようなもので、張り詰めている感じや、孤独感と枯渇感、そして願望と。
そんな当時の自分自身が垣間見えたりもして少しこそばゆかったりもした。
もうこんな話は書けないね。
書いていた頃の風景も思い出した。
まだ浅草に来る前だった。
あれから色々と変わった。
多くの人と関わって少なくない別れもあった。
これからもそうなのでしょう。
続けていく限り。
再演やロングランの意義って同じ作品(時間)を多くの人と共有出来ることなんじゃないだろうか。
あの作品に関わった。
あの作品を見た。
うん。
各々のアルバムが笑顔に溢れていますように。
幸せでありますように。
しかしあれだな、とある1シーン、とある1ページ、あれに関しちゃ百点満点だ。
脚本技術的にな。
あれを書いた御笠ノってやつは偉い。
自画自賛してやる。
まあ、俺にも書けるけどな。
だからあんま調子にのんなよ。
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たべるから。