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【Python】ブロックの特徴
最近勉強のためにPythonを触りはじめました。
まだ触りはじめですが、今まで触れてきた言語との違いを感じたので残しておこうと思います。
その違いというのが「ブロック」の扱いです。
ブロックとは
ブロックというのは、簡単に言うと複数の文を一つのまとまりとして扱うために、それらを中括弧やインデントなどで囲んだものを指します。
プログラミングにおいてブロックは、条件分岐や繰り返し処理などでよく使用されます。たとえば、if文では、条件が真である場合に実行されるブロックと、条件が偽である場合に実行されるブロックがあります。また、forループやwhileループなどの繰り返し処理では、ループ本体が一つのブロックとして扱われます。
そんなブロックについてですが、Pythonのブロックには以下のような特徴があります。
1.インデントでブロックを表現する
Pythonのブロックは、他のプログラミング言語と異なり、インデントによって表現されます。例えば、if文やfor文などの制御構造のブロックは、そのブロック内の処理をインデントによって表現します。
2.コロン(:)でブロックの始まりを示す
Pythonのブロックは、コロン(:)で始まります。このコロンは、ブロックの始まりを示し、その後のインデントでブロック内の処理を表現します。
3.ブロックの終わりはインデントの戻り
Pythonのブロックは、インデントが戻ったところで終了します。例えば、if文やfor文のブロックは、そのブロック内の処理が終わると、インデントが元に戻ります。
4.ブロックを含む複文はコロン(:)が必須
Pythonでは、ブロックを含む複文(if文やfor文など)は、必ずコロン(:)で始まる必要があります。コロンがない場合、構文エラーが発生します。
5.同じブロック内ではインデントは揃える必要がある
Pythonのブロックは、同じブロック内ではインデントを揃える必要があります。つまり、同じブロック内であれば、インデントの幅はすべて同じでなければなりません。そうでない場合、構文エラーが発生します。
Pythonのブロックは、簡単で直感的な表現方法である一方、正確にインデントを揃える必要があるため、注意が必要です。
例文
最後に、まとめとしてコード例を書きます。
上の内容を思い返しながら確認してみてください!
# インデントでブロックを表現する
for i in range(3):
print(i) # インデントによってfor文のブロック内の処理を表現
# コロンでブロックの始まりを示す
if x > 0:
print("x is positive") # if文のブロック内の処理を表現する
# ブロックの終わりはインデントの戻り
for i in range(3):
print(i)
print("Hello") # for文のブロック内の処理が終わると、インデントが元に戻る
# ブロックを含む複文はコロンが必須
if x > 0:
print("x is positive") # コロンがない場合、構文エラーが発生する
# 同じブロック内ではインデントは揃える必要がある
if x > 0:
print("x is positive")
print("x is greater than zero") # インデントの幅が異なる場合、構文エラーが発生する
今回はPythonのブロックの特徴についてまとめてみました。
実際に書いて動かしてみると、より理解が深まるかもしれませんね!
ぜひ書いてみましょう!