夜の片っぽ

奥深く
沈めただけの
声なき声は
夜の片っぽに消える
.
誰の落とし物か
まま残る
気配までは
.
一番星を追う
間に合うはずがないと
知りながら
最後まで駆け抜ける
せめて
理由が欲しかった
うんざりするほどの約束
ただの一つも
果たせなかったとしてももう
決めた
.
.
堆く
重ねただけの
色んな色は
夜の片っぽに混ざる
.
いつの独り言か
やや響く
一度だけは
.
ユー・エフ・オーを追う
出逢えるわけがないと
吹きながら
夜明けこそ悔しがる
だから
信じてみたかった
びっくりするほどの溜め息
思い通りに
満たさなかったとしたらまた
続く
.
.
何処の誰よりも
忠実にそれを
真似て見せたって
.
一番星を追う
間に合うはずがないと
知りながら
最後まで駆け抜ける
せめて
理由が欲しかった
うんざりするほどの約束
ただの一つも
果たせなかったとしてももう
決めた
.
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終わってしまった好きだったラジオを、また聴ける幸せ。