夜のシーソー

僅かな言葉数で
何かを伝えようとすると
また別の何かしらを
取り零してしまう
.
それをリスクと呼べば
また静かになって
思い出す懐かしい夜の喧しさ
.
いくら総てを
明け透けに渡したとして
どちらかの周波数が
一つでもずれていたとすれば
網で掬った水
手に入れられるのは
浮かんでいたものばかり
流れ落ちるものはそのまま
.
.
それがリアルと知れば
より静かになって
滲み出る珍しい夜の囂しさ
.
いつも総てが
何処となく判ったとして
もし仮に記入欄が
一つでもずれていたとすれば
砂で作った塔
美しかったのは
崩れてゆくものだから
後に残るものはそのまま
.
.
それも理想と言えば
まだ静かにだって
余りある愛おしい夜の新しさ
.
あえて総てを
手ずからに失くしたとして
見定めるタイミングが
一つでもずれていたとすれば
花で飾った壁
目を丸くするのは
触れられないものなのに
淋しそうなものはそのまま
.
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窓の外で大きな風の音がする。
色々なものが飛ばされているような音がする。
こんな日は、鳥たちも外出を控えていたりするのかな、なんて考えてみる。

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