うちで踊った

春が懐かしい
宵の花から
香りが伝って
開いた窓越しの月
誰かに似ている
.
あの歌の頃に
生まれた心の形
新しくまた重なり合う
.
楽しみを育てたら
終わりが見えなくて
考えている内に
もう春が来た
淋しさを数えても
涙は尽きなくて
乾かしている内に
もう虹が出る
.
.
あの歌の頃に
憶えた願いの形
新しくまた確かめ合う
.
ふと口遊むような
ふと弾ませるような
しあわせを食べ過ぎた帰り道
あなたに逢いたくなる
だから逢いに行く
.
.
あの歌の後に
生まれた明日からの今日
美しくまた重なり合う
.
繋がりを手繰ったら
鼓動が止まなくて
落ち着いてくる前に
また春が来た
足跡を辿っても
一人じゃ足りなくて
考えてみる前に
また腕を振る
.
.
春が騒がしい
蒔いた種から
緑が茂って
届いた指先の月
優しく微笑む
.
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#星野源 さん
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『うちで踊ろう』が懐かしい歌になった頃を想像して書きました。
流行というものが怖くなる時がある。それは、新しいものが怖いという気持ちと、新しいものを楽しむ姿を笑われるという被害妄想、そんなものが渦巻いて邪魔をする。でも、それらもカモフラージュに過ぎず、実のところ、悔しいからだったりもする。「も」なんて付けたが、そればっかりだと思う。情けなくて、かわいい。
そう遠くない未来の、また春に逢いたいです。

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