第三号公園

公園のサブグラウンド
その砂の上に残る
靴か何かで引いたらしい
真っ直ぐとは言えないライン
.
辿って行くだけで
あの日に帰れるのなら
.
多少の嘘も忘れられる
だから逢いたい人に
逢わせてください
今生の別れほど
美しい涙は出ないけれど
懐かしむだけで揺れる景色
溺れてしまう言葉
.
.
公然のサブアカウント
その陰の庭に茂る
草木の中で咲いたらしい
場違いとも言えないリリー
.
眺めているだけで
その目を救えるのなら
.
いつでも今日を忘れられる
そして逢いたい人と
逢わせてください
一瞬の迷いほど
永遠に感じてしまうけれど
風が吹くだけで揺れる光
隠れてしまう姿
.
.
公園のサブグラウンド
その砂の上に残す
靴の踵を汚しながら
出来上がったスタートライン
.
跨いでみるだけで
この手を離せるのなら
.
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相も変わらず、時間の掴み方と使い方が下手だ。
こればかりは才能がないから、上手くはならないだろう。でも、もっと盗めそうなものは盗み、帳尻を合わせてみよう。

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