米を研がずに炊いたらどうなるか
西暦2021年に生まれた米は、「研ぐ」工程を省いてもおいしく食べられそうだと思った。(ここでいう米は、無洗米ではなく普通の米のことを指す。)
そもそもなぜ米を研ぐのか。『精米したコメの表面についているぬかやゴミを除き、おいしいごはんを炊く』ためらしい。
しかし、時は西暦2021年。精米技術はわたしたちの想像をはるかに超える進化を遂げていて、そんなにぬかやゴミは付いていないはずだ。きっとそうだ。米を研がずに炊いてもおいしく食べられる。
この仮説を実証するため、炊飯器の釜に米3合と適量の水を入れ、「研ぐ」工程は省き、炊飯予約をONにして寝た。こういう実験は久しぶりでワクワクする。
翌朝、炊きあがったごはんを茶碗によそい、卵かけごはんにして食べた。味はいたって普通のほかほかごはん。ただ、もちっとした食感とは異なり、お米の表面がツルツルしている感じがした。リゾットや鍋のシメにするにはちょうど良さそうだ。
わたしは鈍感な性格なので、ごはんの炊き具合のような「機微」に気づくことができないのではと思っていたけれど、米を研いで炊いたごはんと、研がずに炊いたごはんの差が分かるのだとすこし嬉しくなった。
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