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Maker Faire Tokyo 2022レポート

Maker Faire Tokyo 2022に行ってきました。
Maker Faire Tokyoは例年8月に開催される物作りのお祭りです。
コロナの影響もあり2021年はオンラインのみの開催でしたが、今年はなんとかオンサイトでも開催できたようです。
2年ぶりのオンサイトということもあり非常に盛況でした。

会場の様子
SNSでのタグの案内

Twitter上でも#MFTokyo2022で盛んにツイートが行われており、盛況ぶりが伺えます。

全体の構成

ステージとWorkshopのタイムテーブル

Maker Faire Tokyoは会場の展示、ステージ、Workshopの3つで構成されていて、ステージでは講演やコンテストの表彰式など様々なセッションが行われています。
リアルタイムで見れなくてもYoutube Liveで公開されているので後から試聴することが可能です。

会場マップ

今年の会場も東京ビッグサイトの西4ホールでした。
会場マップは添付画像の通りで、子供向けのキッズ&エデュケーションゾンやスポンサーゾーン、ロボティクスゾーンなど合計10ゾーンで構成されています。

ステージレポート

いくつか気になったセッションについてレポートします。

特別講演「(ほぼ)ものを買わないものづくり」

自分は残念ながらリアルタイムではあまりステージを見られなかったので、Youtube Liveでの視聴をメインにしました。
最初は多摩美の教授による特別講演「(ほぼ)ものを買わないものづくり」でした。

(ほぼ)ものを買わないものづくり:タイトル
廃棄物から使えるものを選別して持って帰る様子
ゴミを使ってものづくりをしている様子

廃棄物の問題自体は古くからあるが、近年はSDGsが話題になっていることもあり注目されている領域で、このセッションが最初にくるというのもある意味時代の流れかなと感じる部分があります。
今回のMaker Faire Tokyoでは新しい取り組みとしてメイカーのための物々交換広場(ミニ)というが設けられており、その思想ややり方について説明がありました。

物々交換広場のブースNo
物々交換広場の思想

自宅で粒子加速器を作ろう

粒子加速器を作ろう:タイトル
小難しい数式と図

初期の論文を元に2015年から粒子加速器を作り始めたらしいですが、理解させる気が全くない数式や図を引用しながら失敗しながらも作っていく過程を詳しく話していただけました。

失敗しては乗り越えるの連続の過程

専門じゃないので詳細はわからないですが非常に苦労したことと凄いだけは伝わってきます。

自律分散制御のヤスデ型歩行ロボット

宮城県仙台第三高等学校と宮城県古川黎明高等学校の学生サークルによるセッション
これまでの取り組み

タイトルになってるヤスデ型ロボットだけでなく色々な取り組みを紹介されてました。ブースには動いてるロボットが展示されており、Maker Faireらしいセッションだったように思います。

パネルディスカッション:「雑にやることが世界を変えるかもしれない」

パネルディスカッションのタイトル

界隈で有名な人たちによるパネルディスカッション。

錚々たる?顔ぶれ
十年前の電子工作の雰囲気

昔はすぐ怒られる趣味だったが、最近は雑に電子工作する界隈が生まれた。この流れは初心者にとっても良い流れで物作りの大衆化に貢献するんじゃない?という説に対して、阿部先生にどうなんですか?と聞くセッションでした。
自分の観測範囲ではこの国では事前の計画に重きを置いたりして手を動かさない人が多い印象がありもっとtry大事にしてほしいなと感じていましたが、このセッションではそのtryしていく大事さが伝わってくる非常に良いセッションだったと思います。

支援機器でデキるを広げる

支援機器でデキるを広げるタイトル

障害や困難がある人たちに対して、個人の努力ではなく環境や学習内容を変えていくことが大事というお話。AAC(Augmentative and Alternative Communication)やAT(Assistive Technology)という概念や作った工作品などの紹介でした。

会場の様子

手作り感溢れる機械からスポンサーの製品まで多種多様なモノがあり見て回るだけで楽しい雰囲気でした。

火花で音楽を奏でる機械や揺れる光る棒でメッセージ表示する機械
駒を回すと上からプロジェクターで駒を中心にエフェクトが発生する装置
音を奏でるロボット

子供と一緒に行ったのですが光って音が鳴る機械も多く子供が夢中になって動かなくなることもしばしば。年々子連れの来場者も増えているようで将来物作りに携わる人を増やす良いイベントになっていってるなと感じました。

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