読書感想:Tragedimu Komediku 著者:Eka Kurniawan 

大阪にあるCalo Bookshop and Cafe | Calo Galleryで買ったインドネシア語の本。おそらく大阪でインドネシア語の本を扱っている唯一の書店ではなかろうか。
以前、店長さんと話す機会があった時、インドネシア語の本はジャケ買いで仕入れているといっていた。自分もここで適当に選んで買ってみた。

Jawa pos紙のために書かれたエッセイを集めたエッセイ集。約1か月かけてちびちび読んだ。
4ページ分のエッセイが300ページ弱分掲載されている。新聞用なだけに時事的内容が取り上げられていて、たまに文脈がわからないこともあるが作者の比喩などを使ったコンパクトで起承転結のある論理展開は全体的に面白いものだった。コロナ禍をまたいだエッセイを収録しているので、ちょっと初期の見通しのない混乱を感じられてそれも面白い。

調べてみると英語版のwikipediaがあるくらいの有名作家ということで、インドネシアに行ったときに機会があれば、何冊か本を買ってこようと思う程度には作者の文体は面白いものだった。


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