ふぐ、始まりました
京都の魚市場は春から幅をきかせていた鱧が隅に追いやられ、ふぐが出回るようになった。
とかく天然ものが重宝されがちだが養殖技術が高まり安定した供給が見込まれ、天然に引けを取らない高品質な養殖とらふぐが供給されるようになった。
養殖ふぐは基本的に2年かけて育てられる。
1年目の春に種苗を養殖池に入れてから2年目の冬に出荷するまで、飼料を調整し噛み合いを避けるため歯切りをし(ピラニアなみの歯を持つと言われる)手間ひまをかけて育てられる。
食べ方をご紹介しよう。
身→ぶつ切りにしててっちり(鍋)
薄膜を取り除き薄造りでてっさ(刺身)
中骨→唐揚げ、天ぷら
皮→さっと茹でて冷水に取り細切りにしてポン酢に小口ネギ
細切りにしたものを薄味の出汁に漬けて1晩置くと皮のコラーゲンだけでプルプルに塊り煮こごりができる
ひれ→炙って日本酒に浸しひれ酒
以下は鍋に
うぐいす→尻ビレを動かす血合い筋
くちばし→コラーゲンの宝庫
カエル骨→良い出汁が出る
是非アラまで食べ尽くして欲しい!
#とらふぐ #ふぐ #ふく #てっちり #てっさ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?