Oshiribeatについて
みなさんこんにちは。Nortsです。
平素より格別のお引き立てにあずかりありがとうございます。
最近は各方面からお仕事をちょこちょこ頂けるようになりまして、皆さんのおかげでなんとか楽しく過ごせています。
さて、今回は自身のことに含めたレーベルの話をしようかなと思います。
僕が制作をして皆さんの前に立つ今日に至るまで続けてきたものの話です。
簡単に自分の話をまずすると、1999年に埼玉県の病院で生まれて母と父の影響を受けるわけですが、母が元々クラブ文化にかなり親しく、生まれた時からトランスやレイブ、ディスコミュージックに囲まれた幼少期でした。また、その頃から母がDDRを始め、幼稚園に入る時にはPSのコントローラーでDDRを遊んでいました。音ゲーデビューは幼稚園です。
そして、小学3年あたりでボーカロイドシーンに出会い、5年生で東方の音楽の虜になりました(ニコニコ動画のシーン全体が好きでした)。
その頃から太鼓の達人を初め、中学生になる時にmaimaiなどAC音ゲーを一通りプレーし、音楽ゲーム、ひいては同人音楽というものを理解するようになります。
消費者として高校一年生までを過していましたが、高校2年の夏休みにStudio Oneの体験版をダウンロードし、作曲に挑戦したことが自分の制作活動の原点になります。結局Studio Oneの操作には慣れることができずに挫折しました。
そして高校2年の冬に、元々音楽ゲームをプレイする友達であったReku Mochizuki(以下、Reku)に作曲について色々話を受けることができました。彼は僕が中学生の時から作曲をしていましたね。
RekuはFL Studioを使用しているため、僕もFL Studioで作曲を再開しました。このDAWはかなり自分に合っており、現在でもメインで使用しています。
そしてここからが現在のOshiribeatに至るまでの話になります。
まず、現在のOshiribeatについて紹介させてください。
Oshiribeatは日本のMulti Genres Creator Groupです。音楽が中心ではありますが、イラストやデザイン、動画、マスタリング、ゲーミングプレイヤーなど様々な創作全般を行う総合レーベルです。
メンバーは現在12人です。
この文を書いているNortsが主催をやりつつ作曲とデザイン周りと動画を担当しています。
リアルではM3を中心に出展し、ネットではBoothやbandcampでCDやアパレルグッズを展開しております。
メンバーからは音楽ゲームへの収録やアイドル・VTuberへの楽曲提供、音楽ゲームの全国大会出場選手、他社の動画制作など、各種サービスを提供しております。会社ではなく、そういった取り組みをしている人達の集まるところというイメージでOKです。
─────────────────────
紹介をしたところで少し飛びますが、高校の時の友人の1人が作曲をしていて、彼と私が当時仲が良かったためNortsと友達とRekuの3人でよく会うようになります。
そしてその時の3人のLINEのチャットグループの名前が、「おしりビートの会」でした。
なんでそんな名前になったのかはわかりません。なので実は今につながる「Oshiribeat」の名前の由来も上記の理由でしかないんです。
話を戻します。Nortsと友達とRekuはまぁかなり頻繁に会ってました。よくマックに行ってましたね。
そこでDAWの話とかまぁ全然関係ない話とかいろいろしてました。
そんなある日、「音楽のアルバムを作ってみよう」という話になり、3人で「Lucidream Records」というグループを作りました。
本当に初期の時なのでもう5,6年前ですね…(2021年現在)
グループではとにかく作りたいものを作ってサンクラにアップロードするところから始めました。本当に遊び感覚です。
ただ、途中から制作にあたってもう少しメンバーがいたらいいねという話になり、僕が勝手に作曲を始めたいってツイートしてる人に適当にDMを飛ばして加入してもらいました。それが今のサ柄直生さんです。現在はOshiribeatにはいませんが、今でもかなり仲が良いです。
また、その後にメンバー募集をかけて、MASEraaaNが加入しました。
その辺の段階でかなりカッチリやりたいという気持ちが強くなり、bandcampやpodcastを始めました。
そして、2019年の春M3に初出店をすることになります。当時はCDの印刷もコピーもジャケット印刷もパッケージングも全てメンバーの手作業で行っていたため、アルバムの売上は意外とトントンでしたね…
そしてこの段階で主催であるNortsの考えが固まりつつあり、当時から
・できるだけ制作メンバーに還元したい
・そのためにはまず、プラスを出すことよりもマイナスを出さないことが大切
・だからこそ、有名ではない自分たちは凝ったものを作る必要がある
という考えに至ります。まぁ現在もこれは変わっていません。
しかしこれが勘違いを生むことになります。
もともと作りたいものを作るだけだったのに金儲けになってるのはおかしいという意見を持つ高校の友人がここで離れてしまいました。
Nortsの方針としては、Nortsが金を貰うためではなくメンバーが負担するものをできるだけ少なくしたいから、貰えるお金は貰わないとそもそも学生だけで運営が難しいというものです。
これは現在も変わっていません。学生だけではなく社会人のメンバーも多くいますが、制作に必要なお金を出してもらったらまず全て売上から計上して返しています。もちろんNortsが払った場合はNortsに帰ってきます。つまり最終的には"誰も損しない状況"が今最も望まれている状況です。
いずれは"全員が得をする状況"になるのが1番です。その為に頑張っております。
さて、そんな感じでメンバーは少なくなりますが、M3後は全然僕と知り合いでも何でもなかった、ブースにきただけのmybearを無理やり誘って焼肉に行って加入して?って言って入ってもらったり、音ゲーで知り合ったエンジニアのろこにページ作ったりするの助けて(泣)って泣きついてそのまま加入してもらったりしました。
そして2020年はかなり市場が厳しくなりましたね。
M3もかなり煽りをうけまして、参加を見送らざるを得なくなりました。2020年はOshiribeatとしての活動をあまりしていないかもしれません。
2つ言えるのは前半にESTE(osewani)が加入して、後半にK-forestさんが加入しましたね。今ではすっかり泥酔キャラでお馴染みですが…
そして2021年。
大規模なリブランディングを行いました。
ロゴも作り直し、デザイン面を一新します。
メンバーとの会議を行い、
身内のみでやってきたグループから、より"対外的"な方向にシフトチェンジをすること。
デザイン面を強化し、顔出しを行うこと。またその同意確認を行いました。
コンセプトは "同人シーンとして初のデザイン・ビジュアル・アパレルで活躍出来るレーベル" として方向性を確認しました。
なぜこのタイミングでリブランディングを行ったかというと、作品の自由さをより求めたかったからです。
音楽のレーベルの多くはジャンルや所属アーティストの傾向によりアイデンティティを獲得しています。
しかし、Oshiribeatのメンバーの作曲傾向はかなりバラツキがあり、今後ファンを増やすためには難しいなと思いました。
そこで、デザインの統一という視覚的観点でブランド化を図ることになりました。こうして音楽のジャンルの多様性を保ちながらOshiribeatといえばこんな感じだというブランドを保つ狙いがあります。
また、古い考えかもしれませんが、顔出しはかなり今後重要になると思っております。近年のシーンでは同人もかなり作曲者の"アイドル化"が進んでおり、音楽と併せて、その作曲者がどういう人間であるかにも重きを置かれる傾向にあると思っています。
そういうわけでこの直接顔が見れない時期に顔出しというのは安心感という面や、直接見てみたいという需要を満たすことが出来るのではないかと考えました。
実際、YouTubeで人気の東北のDJクルーなども技術と共に、顔出しの積極性により人気を多く獲得しているという事例を参考にしております。
古い考えだと思われるかもしれませんが、これはOshiribeatの方針として一致しています。今後加入のメンバーにはこれが求められることになります。
ただし、現在まで加入しているメンバーで顔出しができない方は顔出ししない形にします。何事も後出しジャンケンで不利になるのはよくないと思うので…
そしてその後に入ってきた韓国から参加の音響エンジニアのChester Parkさんは、兼ねてからOshiribeatが面白そうという理由と、Nortsもかなりお世話になっているという点で加入をし、Seyakaはどうしても入れろ!というから加入し、Plastic FruitsさんはNorts - Macaron Remix Contestに優勝した段階でNortsから「入りませんか?」と声をかけ加入してもらいました。
どのメンバーもかなり入り方はNortsによって…というのが殆どでしたね。ただ、人も増えてきたのでブランディングの会議の段階で今後増えるメンバーに関してはメンバー5人以上の承諾を得ることになっています。最近はありがたいことに様々な方から「Oshiribeat入りたい」とお声がけされる(本当にありがとうございます。)のですが、Nortsの一存で全てを決めることが出来ないことをここに言い訳させていただきます。
長くなりましたが、Oshiribeatは現在に至るまで5年も経ちました。長いのか短いのかまだわかりませんが、新ブランドになってからはまだ1年目です。
実感としては色んな数字が目に見えるようになってきてますし、年を追うごとに確実にパワーアップをしています。
リブランディングはもちろん、M3で新作発表に伴いグッズの制作の開始やCDプレスの本格化、Discordサーバーの開設(本当に沢山の参加ありがとうございます)など、2021年はかなり充実した1年でした。
2022年がどのような世の中の状況になるかはわかりませんが、確実に良いものを提供できるようにOshiribeatとしてまずNortsが頑張って行きたいと思います。
また、各サークルの皆様や会社様、チーム様におかれましては2021年本当にお世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。2022年も沢山のお話をお待ちしております。
新規メンバーの募集も現在しております。この文を読んでOshiribeatの活動方針に賛同していただける方は
こちら
までご連絡ください。お待ちしております。
お時間頂きありがとうございました!良いお年を!
※メンバーへ
間違ってるとこあったら教えてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?