生きる

生きる意味
生きている意味
メンタルマッチョの頃なら
「そんなものは自分で意味付けするものなんだ」と
言い切っていただろう

生きる価値
生きている価値
メンタルマッチョの頃なら
「自分でその価値を身に付けるものなんだ」と
言い切っていただろう

生きる事の「意味」も「価値」も、
万人に当てはまる万能な答えなんてどこにもない。
ある人は「生きているだけで『意味』も『価値』もある」と言うし、
ある人は「生きている事に『意味』も『価値』も無いし其れで良い」と言う。
私達は幸か不幸か「モノを喰うだけの生き物」ではないという事。

他の動物だって感情がある事は知られている。
だから、
私達だってわからないような世界を、
その動物たちも持っているのかもしれない。
人間だけが特別ではないのだろう。
だがそれでも
人間社会がより複雑に見えてしまうのは、
「全ての悩みは人間関係」である事を表しているのか。

「生きるのがつらい」
どの時代の人も多かれ少なかれ向き合ってきた苦しみだろう。
その度毎にいろんな人がいろんな方法でその苦しみから逃れてきた。
それでも万能な方法ができたかというとそんな事は無い
つらいものはつらいのだ
過去を思って後悔止まず
未来を憂いて不安溢れる

「生きる」という事に、
自分自身何の価値も魅力も見いだせなくなった時が、
一番危ういのかもしれない。
そうなれば全てを見失う。
なにかに答えを求めようなどとも、思えなくなってしまう。
とにかくつらいつらいつらい。それだけが自分を締め上げる。
何も見えなくなって、気が付けば闇の中。

在り方の違う命があって、
そんな多様性の中で交流をさせてもらうと、
「命の証明」や「価値」「意味」等は、
私という存在の軸からでは、全てを理解し切る事が難しい。
それでも、交流させていただくこと自体有難くて、
自分が少しずつ広がっていくのを感じる。

色々書いたが、
私自身なんの答えも持っていない。
厳密にいえば、ある日突然失った。
よく言えばフラット
悪く言えばカラッポ

今日の月は美しい
それだけはわかる
数百万年前から人類はこの月を見て何を思っていたのだろか

明日は満月だそうだ