ノースサンドが大事にしているコト
どうも、よーじろーです。
今日はノースサンドという私たちの会社が何を大事にして仕事をしているかについて書きたいと思います。私たちと言いながら、個人の働き方などお仕事全般の話でもあります。
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私たちは、ITコンサルティングを提供する会社です。
そう、コンサルです。
コンサルという職種に、みなさんはどんな印象をお持ちでしょうか。
こんなイメージをお持ちじゃないでしょうか?
イケメンは冗談です。(あ、でもうちはイケメン社員が多いと思います)
ノースサンドは、どんなに成果を出したとしても、このようなイメージを持たれるコンサルタントではなかなか評価されづらいです。というよりも、そもそも採用されないです。
私たちはこういったコンサルとは別物であると考えており、メディアでもよく言ってます。
いったい私たちは何が違い、何を大事にしているのか。
きな臭く感じますか?笑
私もそう思っていた時期があります。
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人間力とは
コンサルティングはお客様ありきのお仕事です。お客様というのは仰々しさもあるので、一緒にお仕事をする方や上司と捉えるとわかりやすいかも知れません。
私たちの仕事における要求値を根本まで突き詰めると2つの方向性しかないと考えています。相手の「役に立つ」、そして「価値観を共有」することです。
↑ 縦軸の、相手の役に立つ
「こいつ、使えるな」と思ってもらえる事です。わかりやすいのが、プロジェクトで成果を出す、うまく会議をファシリテートする、といった事です。
ここで勘違いしていけないのが、仕事は1人ですることではなく、相手との共同作業であるということです。たとえ物事がうまくいっても相手から使える、と思っていただけなかったら無価値です。
ここで、成果を出すにはコンサルティングの技術的なスキルや知識が着実に必要です。
ですが、自分勝手に振りかざす人はサムいのです。
→ 横軸の、価値観の共有
「こいつ、分かってるな」と思ってもらえる事です。相手の考え方を理解して、相手の嬉しいこと、嫌なこと、して欲しいこと、したいこと。このような内容を理解して、共感しているという行動を相手にとります。
ここで、成果を出すには自我を捨て去る事です。代表の前田も口酸っぱく言っています、「バカになれ」ということです。プライドなんてものは私たちの掲げるコンサルティングに要らないのです。
役に立つと、価値観の共有。突き詰めるとシンプルに回帰するのだと感じています。
相手からの見え方
2軸を意識した行動は、相手からは4つに分類されます。
田の字の図が出てきました。コンサルっぽいですね。良くも悪くもコンサルの性(さが)かも知れません。大事なコトなのでウザって思わないでください。
凡、好、利、志 の4分類です。
←↓ 凡:特別な感情はない
残念ながらこの領域は、相手からするとあなたにほとんど興味がありません。ですが、それを認めることも大事な要素です。
いわゆる仕事仲間って、実はほとんどこの領域です。相手の趣味、住んでいる場所、土日の過ごし方、やりたい仕事、キャリア、やっている仕事、好きなこと、嫌いなこと。
こういった質問に答えられない、そして知れるほどの興味を持ててないという状態が普通なのです。
→↓ 好:気があう
この領域は、あなたに人としての好意を抱いています。ですが、仕事面の能力はあまり評価していません。
プライベートな話はするが、仕事の話はしてくれない、一緒に仕事をする機会もない。そういったエリアです。
←↑ 利:便利に使える
仕事の能力を評価していますが、人としての好意がありません。だから仕事はよく振られますが、対応が雑です。プライベートな話もほとんどしません。
→↑ 志:人生を共にしたい
ここは、人としても仕事の能力も評価しています。次も、この次も一緒に仕事していきたいと、思ってもらえるパートナーとしてのエリアです。
それぞれに印象値としてのラベルをつけるならば、通行人、飲み仲間、高級文房具、ビジネスパートナーです。
(社内のコンテンツなので、少し表現が強いのはご容赦ください😂)
相手からの行動変化
自分の立ち位置に応じて、相手からの行動が変化します。
あの人は業後、休日も一緒に遊んでるけど、自分は遊んだことがない。
あの人はこんな仕事をしてるけど、自分は頼まれたことがない。
相手への攻略度に応じて、そんな相手からの行動の差が生まれていくと考えています。
右上に行けば行くほど、その人にとっての大事なコトを一緒にすることができ、強い信用関係で結ばれます。
右上のアクションはその人にとっての目標、人生におけるビジョンに限りなく近いです。
相手からの行動は、自分の立ち位置で導き出されます。
利のエリアならば、その範囲内のアクションしか自分にしてくれないのです。
高級文房具のように使われている人は、要所要所で大きな仕事も任されますが、その一方で大事な会合には呼ばれないかもしれません。
どれも、相対的にしか分かりません。家族と比べたら、友達と比べたら、仕事のできる出世頭と比べたら、部下と比べたら。
相対的に考えるため、相手と自分との差が目に見えることが大事です。そこから自分の立ち位置を知ることができます。
最初から、相手の好きなことや嫌いなことを、すべて理解できれば仕事がしやすいです。ですが、初対面の人はほとんどの情報がありません。RPGの未開拓のマップのように、行けばわかるけど、行かないと分からないのです。
アントニオ猪木さんみたいですね。
これらは相手の、日々の言動や、表情、反応、そういったモノを敏感に感じた結果です。トライアンドエラーの先にしか全貌は見えてきません。
相手の説明書があればいいですが、そんなものはないです。
右上を目指すためには
ここまではコンサルティング(仕事)をするための前提です。教科書的な内容です。右上に進んで行くためには役に立つこと、価値観を共有すること、この2軸を伸ばす必要があります。
この2軸には3つずつ、大事なコトがあります。
役に立つなら
高品質で、
早いスピードで、
相手との違いを出していく。
価値観を共有するなら
相手を知り、
接点を増やし、
自らをオープンにしていく。
ここまでの内容は誰にでも使える内容です。
ここから先のは、相手に応じて実際のアクションに落とし込んでいきます。
例えばとある人を、例にしたアクションはこのようになります。
人によって好きなモノ・コトは違います。目指している場所も違います。嬉しいと感じる事も、嫌だと感じる事も変わります。アクションは人によって変わります。
相手を見る力がなければ、落とし込みは難しいです。
ここでのポイントは、このアクションは引き継げるということ。
つまり、先人がうまくいったアクションは自分にとっても同様、うまくいきやすいということです。これを教えてもらうというのも、一つの人間力でしょう。
結局のところ1つ1つのアクションを見ていくと、どれも普通の事です。
でも、一見あたりまえの普通の事をずっと愚直に続けるのは難しいです。
私たちのコンサルティングのスタイルは普通の事を常にやり抜く力があるといえるかもしれません。GRIT力ですね。
私たちのコンサルティング
これが、私たちの人間力の中身です。
そしてそれが強みであり、これを信念にコンサルティングをしています。
「なんだ、これだけの事か」
そう思うかもしれません。でも、それだけなのです。
役に立つためには、知識を蓄え、相手に伝える力、そして愛嬌も必要です。
価値観を共有するには、相手の事を知るための眼力、無礼のない振る舞い、笑顔も必要です。
根本として、右上に向かうには、成長する努力を積み重ね続ける必要があります。
ITのトレンドを把握したり、開発言語の習得、アーキテクチャの理解も必要ですし、英語を習得、資料作成スキルを向上したり、業界の情報を熟知したり、非常に多くの膨大なスキルが必要です。
スキルを常に磨きつづけ、相手が求める箇所で出していく。
私たちのアウトプットにはそんな背景があります。
あえて、崩した表現にするならば、
当たり前に成長して、当たり前に仕事をしていく、ということです。
だから、ありきたりな表現に回帰すると考えています。
コンサルタントという職業
「コンサルティングという業態はどこの会社に行っても仕事は同じ」と人事代表の佐々木もよく言っています。
プロジェクトの規模、金額、チームとしての裁量、働きやすさ、それぞれあれどやる内容はほぼ同じ、ということです。
大きな企業であれば、その分プロジェクトも多いです。必然的に選択肢も増えます。こういった差はあれど仕事の内容はとても似ていると言われます。
ですが、これを書いている私は大きなカンバンを背負ったコンサルティング企業に勤めた事はないです。
今後も働く気はないです。
だから一生、「どこに行っても同じ」という言葉に説得力はないかもしれません。でもいいのです。ノースサンドで働く事が楽しいですし、仕事における大事な事に気づけたのは、かけがえの無い財産です。他の会社では得られなかったモノであると思います。
ノースサンドにおけるコンサルティングの仕事は多岐にわたります。
必要となるスキルもその時々で変わります。これらに対して迅速なキャッチアップは常に求められます。
時には、コスト削減
時には、サーバーマイグレーション
時には、コミュニケーション改善
時には、マーケティング支援
時には、アプリケーション開発
時には、グローバル展開の支援
時には、DXに向けた戦略・実行支援
時には、セキュリティ向上に向けた実行
時には...
どの仕事でも一貫していることがあります。
それは、お客様にとっての最大の価値を出すということです。
ここで言う価値とは、一つの視点からの真実を突きつけて論破する事ではないです。
たとえ、それが一般解からみて事実で正解だとしても、
私たちにとっては不正解です。私たちは社外の人間であり、そして感情のあるお客様と仕事をしているから。
お客様が欲している要求に100%の成果を出す。相手の歩幅で物事を進める。こういったことが一番大事で、そのために人間力が必要なのです。
この言葉が、最初に受けた印象から少しでも変わったならば幸いです。
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