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ベンチャーコンサルファーム、愛に満ちた(地獄の)新卒研修の裏側!

皆さんこんにちは。ノースサンドひがしたにーさんです。

コロナ禍のドタバタした状況の中、いかがお過ごしですか?

私はバスケが大好きなのですが、バスケが出来ないこの状況にうずうずした気持ちが募っております。

マジでみっちーの気持ちがわかりますね。
(みっちーとは勿論あのセリフで有名な「スラムダンク」のキャラ)

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「安西先生...!!!バスケがしたいです....」

さて、そんな状況ではございますが、、、

年度の初めと言えばあれですよね。

あれですあれ、フレッシュな新入社員が入社してくる時期ですよ。

今回はですね、ノースサンドの新卒研修の特徴について大公開しちゃおうかと思います。いえーい!

・コンサル会社の新卒研修の裏側が知りたい就活生
・ハートのこもった本当に役に立つ研修を作りたい人事さん

は必見でございます。

注:研修の作り方や講師のマインドに重きを置いた記事です。新卒研修の中身が気になる人はぜひみなぎーるの記事をご覧ください!


自己紹介

改めまして自己紹介させて下さい。ひがしたにーさんと申します。

大都会山梨出身のシティボーイでございます。
町にマックが出来た時は大行列ができるレベルです。
銀座で働いていると山や森のにおいが猛烈に恋しくなりますね。

ヒトゴミコワイ。。。

ノースサンドには2017年にコンサルタントとして中途入社しております。

現在は人事部広報チームに異動し、主にポエムのツイートや、社員の誕生日動画の作成を担当してます。

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嘘です笑
人事、広報、研修講師、(たまに)コンサルタント業務を行っております。
改めて書いてみると結構色々やっていますね。

前職を含めるとSE→コンサル→人事・広報というキャリアパスです。

私のキャリアについて気になる方がもしいらっしゃれば、インタビューされておりますので、こちらを読んでください。ぜひ。。。笑

こんな感じで色々やっている私ではございますが、4~5月は1つの業務に集中しております。

ほぼ全ての業務を投げ出してやっていること。。。

それが新卒研修の講師です!
人事の呼吸 壱の型 鬼講師ですね。

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出典:PR TIMES



ということで、、ベンチャーコンサルファームの新卒研修講師として、ノースサンド新卒研修の特徴をお話しさせていただけたらと思います!


ノースサンド新卒研修の特徴!!

前置きが長くなりましたね。本題に入りましょう。
ノースの新卒研修の特徴は以下の3点でございます。

①コンテンツは完全内製
②講義と演習の割合や流れを工夫している
③とにかく愛をこめている

コンサルファームらしからぬ情緒的な特徴も出てきましたね笑

それでは、それぞれ詳しく説明させてください。


①コンテンツは完全内製

ノースサンドの新卒研修では、外部の研修コンテンツを一切使用しておりません。

2か月間の研修コンテンツは、全て内製化しております。

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完全内製は容易ではありません。とにかく工数がかかります。
新卒研修を本格的に開始した2019年度年度は研修資料作成に500時間以上を費やしております。対応してくれたコンサルタントの数は20人以上ですね。

なぜそこまで時間をかけて内製化するのか。。。

それは内製化することでノースサンドのコンサルタントとして現場で活きる『実務に即した内容』を研修コンテンツに盛り込めるからです。

内製化の目的はそれに尽きると言っても過言ではありません。

ノースサンドではその昔、全社向けにEラーニングシステムを導入していたことがありました。実はこれ全然使われなかったんですよね。

理由はEラーニングシステムで提供されていた研修が、実務につながるイメージが沸かなかったからでないかと考えます。
Eラーニングシステムで提供される研修はどの業界、業種でもまんべんなく使えるよう、全体最適化されているのでしょうがないですよね。

なんとなく大事なのはわかるけど、具体的にいつ使うのか分からない。故に必要性を感じづらい。

そのような研修だと受講されないし、仮に受講しても効果に疑問があるという状態になるのだと思います。

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つまり研修では『なぜこれを学ぶ必要があるか?』という問いに『~のときに使うから』を実務レベルで明確に回答できることが大事なのです。

ノースサンドの新卒研修にてそれを実現するためには、ノースサンドのコンサルタントが現場で感じている『実務に即した内容』を研修のコンテンツに盛り込む必要があります。

ということは必然的に内製化するしかないですよね。

研修をやるからにはとにかく有意義なものにしたい。そのような想いがあるからこそ、膨大な工数がかかることを許容して、内製で研修コンテンツを作成しているのです。


②講義と演習の割合や流れを工夫

次の特徴は『講義と演習の割合や流れを工夫している』です。

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新卒研修の内容を実践で使えるものとして定着させるため、講義と演習の割合や実施の流れには強いこだわりをもっています。

研修で一番イケてない状態は、お勉強だけして終了という状態です。

自転車の乗り方の理論がわかっていても実際に自転車に乗ければ意味がないですよね。

研修も一緒です。学んだ知識は使えるようになって初めて意味があります。

だからといって習うより慣れよではありません。

習って慣れよです。

そのために適切な割合がInput3割、Output7割といわれております。

心理学者アーサー・ゲイツ博士によるコロンビア大学での実験結果から
小3から中2までの100名を超す子どもたちを対象に、「紳士録」(人名年鑑)にある人物プロフィールを9分間で記憶し暗唱させました。この実験で最も高い結果を出したのは、「覚える時間」に約30%を使ったグループ。

上記を参考に、ノースサンドの新卒研修ではInput(講義)とOutput(演習)の割合を3:7にしております。
かなり演習が厚めの構成かなと思います。

学んだ知識を基に、大量の成果物を作成していくことで知識の定着を促しております。

また講義の受講姿勢をより前向きにするためには、講義を実施する前にその必要性を実感してもらう必要があります。

そのため敢えて講義を全く行っていない状態で演習を実施することもあります。

例えばいきなり「ファシリテーションしてください」といったこともやっています。

はい、鬼ですね。当然完璧にはファシリテートできません。

受講者も頑張ってみるのですが、ノウハウを知らない状態ではなかなかうまくいきません。

かなり涙目な状態になるのですが、こうすることで講義を受講する前に自分の現状と課題を把握できます。

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こうして現状と課題を実感してもらうことが、前向きに講義を学ぶ姿勢につながるのです。

Output(現状把握)⇒Input(講義)⇒Output(演習)の流れですね。

この構成で研修を行っていくことが研修内容の定着に繋がっていくのです。


③とにかく愛をこめている

最後は『とにかく愛をこめている』ですね。

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なぜ愛をこめているかと問われたら、そりゃ愛しているからにほかありません。

ノースサンドの新卒はとにかく優秀です。
他の会社に入るという選択ができたにも関わらず、社員100人規模のコンサルファームに入ってくる選択をしてくれた、、、

そんな皆の選択にはただただ感謝の気持ちしかありません。

講師としては「ノースサンドでなら成長できる」そう思ってくれた皆の期待に100%応えたいのです。

愛をもって相手のことを真摯に考えることで、相手が本当に必要なことが分かってきます。

研修をしていく中で、新卒の子たちに必要な研修の内容が不足していれば100%のスピード感をもってコンテンツを修正しています。
翌日に予定していた研修の内容でも躊躇なくガンガン変更しています。

与えられたコンテンツを消化することが研修の目的ではありません。

受講後に『こうなってほしい』と思う姿に導いていくことが研修の目的です。

コンテンツありきじゃありません。相手ありきです。

正直このスタイルでやっていくにはかなり工数がかかります。
私個人の研修対応工数は2カ月で450時間ぐらいです。

でも全然苦じゃないです。
新卒の皆の成長を観るのがとにかく楽しいのでハッピーに過ごせています。

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そもそも人間は感情の生き物です。だらだらとつまらなそうな講師の元で成長する人なんていません。

熱量は伝染します。講師が想いを込めた分、新卒の皆も必ずそれに応えてくれます。運営側、講師の本気度の高さが新卒の皆の成長に直結します。


まとめ

今回の記事をざっくりまとめると

ノースサンドの新卒研修では『実務に沿った意義あるコンテンツを習得しやすい割合と流れで愛を込めて提供しております』という感じでございます。

ちなみにこの中で一番大事なのはどれ?と問われたら愛と答えます。
愛がなければ人は育てられません。

上記を意識して今年も元気に新卒研修実施中です。

去年の新卒も可愛くてしょうがなかったのですが、今年も最高に可愛いですね。人事をやっていてよかったなと思う瞬間であります。

ちなみに今年度はコロナによる緊急事態宣言の影響で完全リモートにて新卒研修を行っています。普通に考えて結構ヘビーな状態ですね。

それにも関わらず今回の記事で書いたことを意識して研修を行っている結果、昨年と変わらず効果絶大な研修を行えています。えっへん。

また今回の研修では新卒の皆に『リモート研修運用改善プロジェクト』にアサインされたコンサルタントとして、リモート研修の運用を改善していくというミッションを与えています。

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ともすればリモートの不便さを嘆いたり、不満が多発したりしかねない状況です。

しかし上記のように視点を変え、不便な状況を解決するためのコンサルワークの一環としてしまえば今回の逆境も実用的なネタの宝庫です。

今や課題を見つけて解決していくことを楽しんでいるようにも見えます。

リモート研修運用改善プロジェクトの結果がどうだったかは、研修後に今年の新卒の子がnoteを書いてくれるようです。

愛がどんな風に伝わってるかな?笑

ワクワク。

それではこの辺りで筆をおきたいと思います。

ちゃお♪


愛にあふれた会社で働く仲間を募集してます♪


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