SVOCの定義
こんにちは。northern_brightです。
今回の記事ではSVOCの定義を書いていきます。
5文型の記事や品詞の紹介の記事と同時並行的に読むと、より理解が深まるのではないかと思います。
☆ S 主語 subject
・ とある動作をするひと・もの
・ とある動作をさせるひと、もの
・ とある状態にあるひと、もの
○ S(主語)になれる品詞は名詞のみです。
日本語に直すときには原則的に「〜は」、「〜が」と訳します。
☆ V 動詞 verb
・ Sがする動作
・ Sがさせる(してもらう)動作
・ Sの状態
英語の場合、状態を表す言葉も動詞で書くことがあります。(Ex. want、likeなど)
○ V(動詞)になれる品詞は動詞のみです。(当たり前ですが。)
☆ O 目的語 object
・ 他動詞の動作の対象のもの(ひと)
・ 他動詞の動作の相手のひと(もの)
・ 他動詞の状態についてのことがら、もの、ひと
・ 前置詞の対象のもの・ひと(ただし前置詞の目的語をOと書くひとはあまりいません。)
○ 他動詞の目的語であれ、前置詞の目的語であれ、目的語になれる品詞は名詞のみです。
☆ C 補語 complement
・ 第2文型で主語の様子・状態を補って説明するもの・ひと(このときS=C)
・ 第5文型で目的語の様子・状態を補って説明するもの・ひと(このときO=C、すなわちO is Cという主語・述語の関係になる。)
・ 第5文型で目的語の動作・状態を補って説明する語句(このときOとCには主語・述語の関係がある。)
○ 補語になれる品詞は名詞と形容詞です。ただしごく稀に前置詞句が補語になることもあります。
☆ M 修飾語 modifier
・ 5文型の要素にはならない。
・ 副詞、前置詞句、接続詞の作る節が、副詞、副詞句、副詞節として機能する場合
・ 形容詞、前置詞句、接続詞・関係詞の作る節が、形容詞、形容詞句、形容詞節と機能し、かつ5文型の判定には不必要と判断される場合。この場合の形容詞は第2文型や第5文型の補語になってない場合です。
(句とか節の話はまた別の機会に話しますね。)
○ 修飾語(M)は基本的に5文型の判定に不必要なのでかっこに入れちゃうのが普通です。
ただしそのかっこも3種類あります。そのうち2種類が修飾語を意味するかっこになります。
(3種類のかっこの話もまた別の機会に話しますね。ちなみに代ゼミの富田一彦先生も「3つのかっこを使って英文解釈をする」なんておっしゃっていたような。)
☆ 述語について
・ 述語は英語ではpredicateという言葉になります。そして英語の場合、原則的に動詞=述語になります。
わたしの大師匠の先生は
『だから本当は「SVOC」じゃなくて「SPOC」なんだよなぁ。』
とよく仰っていました。
たしかに正確さを求めるとSPOCなので、一時期わたしもSPOCを使っていました。
ところがあるとき述語(動詞)にPを使うことで弊害が出てきたのです。
それは英語の動詞には自動詞と他動詞があり、それを明確に分けることは非常に重要なことである、と気づいたときです。
Pを使うと自動詞・他動詞の区別がつけられません。しかしVを使うことで
・ 他動詞 V他やVt
・ 自動詞 V自やVi
と区別することができるのです。(P他やPt、P自やPiという表現方法はは一般的ではありません。)
大師匠、あやまてり。ちょっとマニアックに行きすぎたんでしょうね。
以上、わたしの思い出話でした。余計な話でごめんね。
もしここまで読んでくださった方がいらしたら、ありがとうございます。
心より深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
では、また次回よろしくお願い致します! バイピチ!