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ステイゴールド一族1日8勝。

2021年1月17日日曜日。

この日はステイゴールドファミリーを応援するファンにとって、記念すべき日となりました。

1日8勝。

新記録だそうです。

これまでの記録は1日7勝。ちょうど半年前、2020年7月19日日曜日が直近のもの。記憶に新しいですね。

残念ながら当日、私自身がリアルタイムで感動を分かち合えたのは15時過ぎてからなのですが、この日のことは記録に残しておきたいと思います。雑記ながら。


1日最初の小倉1レースでオルフェーヴル産駒のウォーターアンクが道中置いて行かれながらも直線後方から馬群を見事に縫い上げて初勝利を挙げ、ここから今日の快進撃は始まりました。

続いて中京2レースではもはやおなじみとなった「オルフェの初ダート」、ロスコフが見違えるような行きっぷりで大楽勝。さらに小倉3レースでは地方園田から再転入2戦目のこちらもオルフェーヴル産駒、クーファピーカブーが押し切ってうれしい中央初勝利。転出前に惜しくも勝たせられなかった田中健騎手の手綱と言うのもアツかったですね。

小倉ではこの後フェノーメノ産駒が爆発します。4レース障害未勝利戦では単勝150.5倍(!)のアキリザーブが後続に影をも踏ませぬ完勝。6レースではこちらも単勝61.3倍(!!)、前走がグレナディアガーズの17着と言うタイフォンが一気の距離延長を味方につけて競り合いを制して初勝利。小倉は前半6レース中4レースをステイゴールドの子孫が持っていきました。

ここまでで5勝です。

さらに中京準メイン。中1週(変則開催なので実際には中11日の強行軍)のゴールドシップ産駒、マリオマッハ―が最後方に近い位置からとんでもない末脚で前をとらえて勝利。一気にオープン入りを果たしました。さらに賞金を積み重ね、暮れのチャンピオンズカップでその雄姿を見たいものです。

そして中京メインのGⅡ日経新春杯。ステイゴールドがちょうど20年前に制したレースです。436キロの小さい体に58.5キロのトップハンデを背負いながらも、代打の藤田伸二騎手に導かれて完勝。実況していた関西テレビの馬場アナが「貫録勝ち!!」と唸ったレースです。

西暦の10の位が2回変わってもステイゴールドの子孫が同じレースに出るだけでも奇跡なのに、孫のショウリュウイクゾが勝ってしまいました。

終始前前につける強気の競馬。4コーナーでは先団で1頭だけ手綱をガシガシしごかれていましたが、タフな馬場に上位人気馬が全く伸びあぐねる中、ただ一頭真一文字に直線突き抜けます。ミスマンマミーアの強襲も時すでに遅し。完勝でした。

鞍上の団野大成騎手はこれがうれしい重賞初勝利。ちょうど半年前、バビットでラジオNIKKEI賞に挑む直前の負傷でチャンスを逃してしまった、団野騎手です。乗り続けてきた馬で重賞に挑めず、その重賞制覇を見ていることしかできなかった彼が、乗り替わりテン乗りで重賞を制す。しかも両馬ともステイゴールド一族。

団野騎手、コレでめでたくステイゴールド一族準レギュラーですね(アッコにお任せかよ!)。

まあ、前走までショウリュウイクゾに乗っていた川田騎手には、1月20日(水)のTCK女王盃でマルシュロレーヌを完璧にエスコートしていただきましょう。

さておき、これで7勝。

最後を締めてくれたのは、ジュニパーベリーでした。1日最後のレースである中山最終12レースで、クリストフ・ルメール騎手に導かれたジュニパーベリーが襲い掛かる後続を封じ切り3勝目。ステイゴールド一族1日8勝の金字塔が、ここに打ち立てられたのです。

この日は一族34頭出走して8勝2着4回3着4回。複勝率は実に47.1%をたたき出しました。

ここには書けませんでしたが、ヴェローチェオロもマイネルコロンブスも惜しかったし、ウインエアフォルクの度胸を決めたあの追い込みには痺れました。広いコースで走らせてやりたいものです。

来週も大変なことになることを期待したいと思います。

失礼します。




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