②また「走れる」かもしれない

 アブレーション手術、3回目となるとしばし考えます。再発から一年を超えると治癒の可能性が低くなること。年齢的にもリミットに近づいていること。還暦を迎え予後について考えるようになってきたこと。薬を服用することについては経済的な面を除けば習慣化されてしまっていてそれほどの負担ではなくなってきているのだが、一番は治癒の%が低くなってくること。それでも、10年前から技術が進歩しているので確率は上がっていますとの言葉が、もしかしたらまた「走れる」かもしれないとの希望を抱かせて結局3回目。4ヶ月半前に予約をいれてあっという間に、入院当日。

 一応、アルコール断ちの上、火曜日に入院。妻、裕子さんに連れ添ってもらって医大へ。担当医(3回目)の説明を聞き最後に判断を求められ、ここまで準備してきてやりませんもないだろうし、スケジュールに沿って身を委ねるだけ。メス切開等がないので患者の負担は少ないとはいえ、全身麻酔で4時間くらい。やはり入院・手術は嫌なものです。なるべく感情を持たず無の境地、、、、食事のまずさが、更にその境地に向かわせる。

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