麻雀で意識したほうが良いことvol.2

vol.1はこちら(タイトルが気に食わなかったのでvol.1共々変えました)↓

グーテンモルゲン。
「龍が如く OF THE END」の極化を待ち望んでいる厚谷です。

さて今回のnoteは「麻雀で意識したほうが良いことvol.2」です。
vol.1から半年以上が経過してしまいました。

まずはじめに、麻雀において「スピードは正義」ということをお伝えしたいです。これはフリー雀荘に限らず、ありとあらゆる麻雀で同様です。自分が30秒長考したら自分以外の2人ないし3人の時間も30秒使っています。
小学校の校長先生みたいなことを言っていますが事実です。

ごく一部の店舗を除き、早く打つことが嫌われる要因にはなりません。
同卓者の時間を奪うことがないし、お店にとっては回転率が上がるし、半荘に時間制限がある場合は言わずもがなです。


こういう内容がTLに流れると「アマチュアにそんなの求めるな」って意見を結構な頻度で見かけるんですけど、

そこにプロとかアマとか関係ないよ???

むしろアマチュア同士で打つことの方がはるかに多いのにこの思想持ってるのって人間としてどうなん??という感じです。
嫌われそうなことをいつも書いてる僕が言うのもアレなんですけど、麻雀だけじゃなく普段の生活でも嫌われそうなのでその考え方は改めたほうが良いです。マジで。


軽くジャブを打った毒を吐いたところで本題に入ります。


●どうしたら速くなるか

まずはじめに、僕の根底の考えからお話しします。

「無駄な動作を減らす」

ただそれだけです。

初心者が「長考を減らせ」などと言われてもすぐにできることではありません。ですが「無駄な動作を減らせ」はそもそも不要なものを削るだけなので、意識さえしていたら誰でもできます。

vol.1で散々述べたとおり、リアル麻雀に最近触れ始めた方に無駄な所作が多いのは「観る雀の拡大」が最大の原因だと思っています。
詳細はvol.1を読んでいただきたいのですが、映像対局での所作を思考停止で真似するのは可及的速やかにやめましょう。害しかありません。1ピコメートルもカッコよくありません。

とある女流プロと呑みながら話していたのですが、「映像対局の所作をフリー雀荘でやるのはA○アダ○ト○デオの動きを現実でやるのと一緒」というパワーワードが飛んできました。例えが秀逸です。
言葉選びが正しいかは置いておいて、全面的に同意です。相手のことを全く考えていない独りよがりな動きプレイは一般の場では絶対にやめましょう。


vol.2ではvol.1で書ききれなかったことと、映像対局では見ないけど雀荘でよく見る無駄な動作を中心に書いていきます。
せっかくなのでそれぞれにダサい名前も付けていこうと思います。一部からはとても不評ですがルビ芸をフル活用していきます。


縦横無尽のツモ牌ローリング・サンダー

ツモ動作の時に利き手を大きく振りかぶって遠心力を載せ、その勢いのままツモ牌を逆サイドまでぶん回し、さらに頭上の高さまで急上昇、そして卓外の自分の胸元まで引き寄せて視認してからようやく手牌の横に着地……大袈裟ですがこんな感じの人、たまにいます。無駄です。

麻雀では鳴き仕掛けの多い局を意味する「空中戦」という言葉が使われることがありますが、物理的な制空権を得たところで何の意味もありません。
時間の無駄だし、邪魔だし。

ツモ動作は手牌の横からツモ牌までの直線的な動きだけで完結しますし、イカサマ防止の観点からも牌を卓外まで持っていくのはよろしくありません。
摸打の際に他家の牌山の外まで手を伸ばす必要は絶対にありませんし、肩より高い位置に腕を上げる必要もありません。
無意味なので早急にやめましょう。


神の見えざる手ゴッド・ハンド

打牌の際に牌離れが異常に悪かったり、手が大きいために切った牌が隠れてしまう人、たまにいます。これ単体であれば速度に影響はありませんが、他家、特に下家が視認するのに時間がかかるため、結果として無駄な時間が発生します。

僕自身がきれいな摸打をできるわけではないし文字だけで説明するのも難しいので、お手本はYouTube等で検索していただきたいのですが、牌が接地した後に表面に指が置いてあるのはNGと考えてください。
牌の底面(で合ってる?)を押し出す感じだと良いです。


首級の簒奪者アフターグロー

わけわからん名前をつけるな。
和了時、特にツモ和了の際は卓上に点棒が多くなりがちです。
そしてその点棒を1本ずつ丁寧にボックスにしまっている光景、たまに見ます。
うんうん気持ちはわかるよー、点棒の種類がゴチャついてたらわかりにくいもんねー。
はよ目の前の牌を落とせ。

点棒をしまうのは後でいいです。和了って、他家が確認して、点棒を払ったら、とっとと牌は落としましょう。和了った人が牌を落とさず丁寧に点棒をしまうのを眺めるのは時間の無駄だしイラっとします。

点棒がゴチャついたとしても最近の自動卓はどこに入れても反応します。
なのでとりあえず牌を落としてから点棒は全部ぶち込んで局の途中に少しずつ直しましょう。

ついでですが、毎回点箱を開けたり閉めたりするのも無意味だなぁと思っております。一昔前の自動卓では閉まっている状態でないと点棒が反応しない機種もありましたが、最近のものは開けっ放しでもちゃんと表示されます。
点棒を出し入れするたびに毎回点箱を開け閉めしていては時間の無駄だし音がうるさいです。
まぁ最近はそもそも蓋が無いものが主流になりつつありますが。

別世界線の観測者リーディング・シュタイナー

シュタゲをこよなく愛しているのにこのフレーズを使ってしまった…
端的に説明しますと「終局後の山堀り」です。だったら最初からそう書けという意見は謹んでお受けします。
これに関しては最近リアル麻雀に触れ始めた方よりもかなり歴が長い人の方が多い印象がありますが、間違いなく無駄な行動ですのでここに書かせていただきます。

ひとつ前の「首級の簒奪者アフターグロー」と重なってはしまいますが、終局後に一人だけ山を落とさないのはめちゃくちゃウザいです。とっとと落としましょう。

確かに立直かけて和了れなくて和了牌がどれくらいいたのかとか気にはなります。なりますが、無意味です。あなたの無意味な自己満足のせいで他家まで無駄な時間を過ごしています。
すでにこの局は終わっています。そこに残った牌は別の世界線でしか知りえない牌です。

観測のレベルが上がってくると、和了どころか立直をかけてすらいないのに裏ドラをめくったりしてきます。もはや麻雀のルールが違う世界線からやってきたとしか思えません。

見えないものは見えないままの方が美しい、肝に銘じましょう。


●最後に(重要)

直近でも「1ゲーム当たりの平均時間」を主たる理由とした雀荘のゲーム代値上げがあったように、雀荘にとって「時間がかかる」ことは死活問題に直結します。
一つ一つは大したことがないとはいえ、この少しの無駄な時間が積み重なることで他の客が離れ、さらにゲーム代が上がり、最終的に雀荘そのものがなくなることにもなりかねません。

明確にルール違反をしているわけではないので、お店側から「無駄な動作をする人」に対して注意はしづらいです。だからこそ、このnoteをここまで読んでいただいた方には自分の対局中の動きを客観的に見て、無駄なことをしていないか振り返っていただきたいです。
そしてもし、お店から注意されたときには反論せずに一度素直に受け入れてほしいです。注意されるということはよほどなレベルです。言ってもらえるだけ感謝しなければなりません。
それが受け入れられないならば、もうそのお店で遊ぶ資格はありません。


ふざけたルビ入りの文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。このnoteで平均ゲーム時間が少しでも短縮されることを切に祈っております。

…vol.3へつづく…

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