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【PIT】2021年通信簿【IF】
今回もPittsburgh Pirates(PIT)に在籍した選手達の2021年シーズンを振り返る「2021年通信簿」を更新します。
今回は野手編の2回目、前回の【C/IF】で紹介出来なかったIFの7人ですね。対象は今季に100打席以上立った選手となります。
記載しているポジションは今季最もイニング数が多い守備位置。UZRもそのポジションのものです。
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【ガッカリです】
18年オフにJordan Luplowらとの2対3トレードでCLEから加入、前GMが「若いFreddy Galvisだ」と高く評価してSSのレギュラーを与えられました。
しかし、打球速度は速いものの四球も長打も少ない打撃が改善されず、移籍後の3シーズン合計でAVG .236/HR 8/OPS .592。CLE時代と同じUTに落ち着きました。
8月にDFAされるもクレームされる事なく3A級へ、オフにFAとなりMIAとマイナー契約を結んでいます。もう少しで戦力化出来そうだっただけに勿体無かったですね。
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【まずまずです】
昨季の24試合でAVG .376/HR 5/OPS 1.124を記録してROY最有力候補と目されていた選手としては物足りない数字に終わりました。
HardHit%は45.8と非常に高いものの、LaunchAngleが3.5と打球が全く上がらなかったのが主たる要因で、開幕早々に手首を痛め2ヶ月離脱した影響でしょうか?
とはいえ持ち味の3B守備は766.1回ながら両リーグ1位のDRS+16・4位のUZR+6.0と流石。終盤は1番打者で良い感じでしたし、来季こそ大ブレークを。
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【まずまずです】
Gerrit ColeのトレードでHOUから加入して4シーズンが経ちました。今季は故障続きで出場は99試合のみ、HR数も(60試合制の)昨季と同じ本数に留まっています。
移籍後の通算wRC+はちょうど100なのでリーグ平均程度、もちろん悪くはありませんが…1B守備も上手くはなく物足りなさを感じずにはいられません。
Yoshi Tsutsugoの再契約&1B転向に伴いDFAされて現在はFAに。これでColeの対価4選手は全員が退団となりました。※Joe Musgrove以外はDFA
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【ガッカリです】
19年にAVG .308/HR 12/OPS. 800/SB 16と素晴らしい成績を残し、Bryan Reynoldsと共にPITを背負う選手になると思われましたが…
その後は2シーズン連続でOPS.580未満と全く打てず。コンタクトが上手く三振は少ないものの、四球も少ない生産性の低い打者になってしまいました。
一方で課題だったSS守備が今季劇的に改善されてGG賞のファイナリストに選出。2Bも守れますし、せめてOPS .650打ってくれれば。
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【まずまずです】
7月3日に金銭トレードでSTLから加入すると、最初の1ヶ月でAVG .329/HR 1/OPS .848を記録して一部ファンからカルト的な人気を誇りました。
しかし、8月に入るとAVG .094/HR 0/OPS .243と全く打てず、Tsutsugo獲得のタイミングであっさりDFAに。
その後SFとマイナー契約を結びましたが、オフのRule 5 Draft(マイナーフェイズ)でATLから指名されました。
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【まずまずです】
今季NYY傘下でプチブレークしてMLBデビューを果たすと、TDLでClay Holmesの対価(の1人)として獲得した韓国人UT。
バッテリーと1Bを除く6ポジションでスタメン起用され、合計283.0回でUZR +1.2と無難に守れる事をアピールしました。
良いペースで四球を選びつつ、3HR含む10長打と非力ではないところを見せています。平均以上のベンチプレーヤーにはなってくれそう。
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【頑張りましょう】
19年にデビューを果たした14年1巡目指名選手。ビジュアルも含め非常に華があるものの、なかなか殻を破れていません。
19年はほぼSS・昨季は主にCF/RF・そして今季は2B/SS/RFを中心に1B/3B/CFでも起用されましたが、あくまでレギュラーを狙って貰いたいです。
17-18年に2年連続45盗塁以上決めたスピードを活かす為にも、まずは通算OBP .272を改善しなくてはいけませんね。