見出し画像

34歳で妻子持ちが仕事辞めてデジハリ大阪に入ってcg業界を目指した事_05(最終回)

↑前回の続きです。


何とかかんとか、修了証を頂きクリエイターズオーディションの切符もゲットしてウハウハだと思うでしょう?

ここから、怒涛のクリオと就活の準備が始まるんですよ。な最終章の始まり始まりです。

終了式が終わり軽い打ち上げの次の日からクリオまでに揃えないといけないポートフォリオ、履歴書の準備作業の開始。

確か提出期限は一週間後と言うタイトなスケジュール。

ポートフォリオの内容は卒制作品だけでも良かったんですが、自分はそのまま就活にも使えるように「部屋課題」「路地裏」「卒制」を盛り込んだのを作ろうと決めてました。

ポートフォリオ作りなんて10年以来。

とりあえず、ポートフォリオをどうやって作っていこうか?と参考書を一読するのをオススメします。

↑これは古いですが初めてポートフォリオについての本です。たぶん。

↑これを読めば構成なり大体分かると思います。

あと、使用ソフトはAdobeillustratorを使いましょう。

photoshop で作ってる人いますが、やめた方が‥‥。

あと、自分がやる手法としては好きな雑誌のレイアウトを全てパクるです。

全てと言うのは全てです。

ページの端から文字や画像の距離。

メインの画像、小さな画像のサイズや下に付いている文字の大きさ。

見出し文字の大きさ。

中見出し文字の大きさ。

文章文字の大きさ。

文字と文字、文章と文章の間の距離。

※全て定規で計測しました。
この事を言うと結構ドン引きされますが、最終的には「やって良かったです」と言われます笑

上記全て分かれば、レイアウトしていきます。

レイアウトしながらここはもう少し大きくしよう、小さくしようとオリジナルを加えていきます。

クリオまでの準備期間中は1日1回は「ポートフォリオー!!」と心の中で叫んでおりました笑

後、フォントの選定もぬかりなく。

全て1つのフォントでするのではなく、「見出し(メイン)」「文章」「英語」「数字」辺りを別々のフォント構成にしました。

デフォルトのフォントで良いや!と思って使うと折角のいけてる画像がかわいそうです。

↑ポートフォリオの全貌。

プラス、ネットでも見れるようにホームページも作成。
こちらは、AdobeのPortfolioを使用しており専門知識なく簡単に自分のポートフォリオページを作る事ができます。
※Adobe Portfolioを使用するにはAdobeの何かしらの契約が必要です。
今でも、作品を作ったら更新するようにしております。ネットで見れるようにしておけば企業の方なんかにすぐに自分の作品を見せることが出来るのでお勧めです。

↑AdobePortfolioで作成したサイトです。
今でも作品更新しておりますので見ていってください。
つい最近出来たばかりの作品のブラシュアップ版を上げております。Twitterのは少し暗かった…。

何とかクリオに必要なものが揃い提出。

で、今回からクリオはコロナ事情を鑑みてオンライン形式になりまして、こちらも初めての事だったのでzoomで自分のお部屋を作ったり提出したけどおかしかったりとトラブル続出でしたが何とか当日を迎えます。

受け方は学校でも家でも可能です。

自分は何かトラブルが起きた時心細かったので学校で受ける事に。

時間が来たら後はひたすら自分のお部屋に企業さんが入ってくるのを待つだけ。

あれですね、野球のドラフト会議で指名が回ってくるのを待つ球児ってこんな感じなのかなと思いながら時は流れます。

最終的に自分の所には、4社程来てくれました。皆んなに聞いた感じやと4社でも結構来てくれたらしいです。

後、やはり初めてのオンライン開催という事もあって参加企業が少なかったのかもです。

今はオンラインと言うのが馴染んできたみたいで参加企業が多くなっているみたいです。

※最後に皆んなで東京校の方の作品を見てたんですが、これは自分の見解ですが作品のクオリティは東京校に負けておらず大阪校も良い作品が選出されている印象でした。
なので、大阪校でクリオに選出されたら胸を張って頂きたいです。

後自分は家族持ちと言う事もあり関西脱出はあまり考えていなかったんですよね。

ただ、関西と関東だとやはり企業の数の母数が違いますからね。

なので、皆さん就職したかったら東京も視野に入れた方が良いですぜ。

で、やはり自分は「背景」を極めたいと思っていたのでクリオから来た企業は全てお断りをして自分で探すのとエージェントを使っての就活に変更

探し方は、「関西 ゲーム会社 求人」「関西 ゲーム 3dcg  求人」等で調べて応募。

↑ファミキャリを使用しております。
”ファミキャリ!とは、あらゆるクリエイティブ領域におけるクリエイター・エージェンシーのパイオニアであるクリーク・アンド・リバー社が、
ファミ通ドットコムの協力を得て、運用しているゲーム業界特化型のエージェントサービスです。”らしいです。(ネット引用)

エージェントは「履歴書」と「作品」を送って1度ヒアリングをします。
その時に自分の行きたい業種や職種などの条件を言います。

すると後日にメールで希望条件に合った求人が一覧で送られてきます。
これ、便利!!

で、気になった求人があれば担当さんにメールで連絡すれば勝手に応募してくれます。

後は待つだけです。

自分で応募とエージェントの応募で合計12社にアプローチして、内定が出たのが6社でした。

就活をしていて感じたのが、この1年頑張って良かったなと思いました。

大半の面接の時に「1年でこの作品は凄いです」や「1年ってマジですか?」など驚かれました。

後は、憧れの方と直接面接して頂いたのはとても緊張しましたし良い経験になりました。

そこは、家族持ちの身でひよってしまい辞退してしまったのです。

ですが、いつか必ずその方とお仕事が出来る様に今でも腕を磨いております。

後、チャンスだと思ったら飛び込める様に。
↑これ、大事です!

最終的に2社で迷いましたが、コンシューマーゲームを扱っている大阪の開発会社に行く事にしました。

今の会社に入社して早1年近くが経ちます。
デジハリでの学びは今でも大いに活かされてます。

ここまで、製造業を辞めてデジハリに入ってゲーム業界に入るまでをツラツラと書いてきましたが、ありがたい事に沢山の方に読まれているらしいです。

中には「何をえらそうに」とか思ってる方もおられるかもしれません。

大丈夫です。

自分も若い時に読んでたらそう思っていたと思いますw

なので、自分自身の好きなやり方でやっていったらええと思います。

色々経験して数年後に「あぁ、このことを言ってたんだな」と感じて頂けると嬉しいです。

自分、今感じてますw

言い方を変えるならば、10年ほど「良い寄り道」をしておりました。

が、寄り道して良かったなと思う事があります。

やはり、色々(製造業、転職、読書(年に30冊)、映画鑑賞(年に100本)、ニート、恋愛、結婚、子育てetc)と経験してきたので「引き出し」なり「物を見る目」は多い気がします。

なので、1度諦めてもまだチャンスはあります。

その人のやる気次第で諦めてた夢も実現出来ますので1度諦めても落ち込まずに他の世界(異業種)を見ても良いのではないでしょうか?
そこで、また3dcg業界を目指す目指さないを決めても遅くはないと感じます。

35歳、まだまだ新人です。
年齢でハンデはあります。
それで不採用になったりもしてます。
が、それを乗り越えて30代の方でも未経験で3dcg業界で活躍出来る様に頑張っていきます。


これを執筆するに辺り、ご協力頂いた全ての方達に感謝を。
長々とお付き合い頂いた皆様にも感謝です。

また、どこかで。。。。

※この記事は2020年11月から2021年1月までの事を中心に書いております。当時とカリキュラムが変わっている場合がありますのでご了承下さい。

いいなと思ったら応援しよう!