Ground Mole山添は都市伝説になります
今年2月にスタートしたばかりで、先日結婚式をあげたばかりのGround Mole山添ですが、この度一旦プロジェクトを終了し、都市伝説化させ、夏に生月に一時移転させることにしました。
原因としては、オーナーさんと今後について話し合ったときに僕の思うような使い方ができなかったことと、SCAの活動に集中したかったこと、それを踏まえて山添でできることをやりきったからです。
山添で今までやってきたこと
Ground Mole山添は妄想の拠点Ground Moleの第三弾。妄想レベルの考えや思想、生き方を試せる場としてのGround Moleの流れを踏まえつつ、「精神と時の部屋」をテーマに加えて、時間も世間も忘れて自分のやりたいことに集中することができる場として始まりました。
みんなでワイワイたけのこ掘ったり、窯焼きしたり、バーベキューしたりなど、ただ遊び場として使っていただけではなく、週末小学生を預かって遊んでいたり、はたまた長期で預かっていたり、GWには小学生三人を連れて山村留学合宿をやるなどをしていました。
山添での暮らしはすさみにすさみまくった心を癒してくれ、さらに一緒に開拓をしてきた友人たちの心も癒されていたらしく、皆次々と元気になり、外に飛び出して行くことになりました。
最終的に概念から作っていく結婚式をあげ、大盛況のうちに幕を閉じました。
山添へのモチベーションの低下
もともと、「結婚式がやりたい!」という理由と「サウナ作ってみたい!」ということで山添に移り住んだわけですが、テントサウナで割と満足してしまい、さらに結婚式を終わったので、僕としてのやりたいことはやり尽くしたように思えました。
ただ、もちろん貸してくれたオーナーさんの期待に応えようと、この物件を持続可能な形で維持するためにランチ会の企画や子供向けの山村留学なんかを企画していました。
しかし、それが大きな勘違いで、山添の古民家を使ってビジネスをやることを望んでいなかったことを知ったために、それらの活動を休止。ダチョウを放し飼いすることはOKでもビジネスは難しかったようです。
いろいろな楽しい仕事を引き受けていることから出張が続き、五月のうち一週間ほどしか山添に滞在していなかったことも思い返せば、もう山添に帰る理由もなくなってしまったのです。
オーナーさんに迷惑をかけてまでやり続ける理由がなかった。
また、周辺の住民についてもそれなりに仲良くしていたものの、いつまでたっても家に帰るたびに僕に犬が吠え、それがまあまあな迷惑になっていたらしいし、さらに一部住民からあまりよく思われていなかったこともあって、というかその家の犬がやたら僕に向かって吠えていたこともあって、いろいろストレスでした。
また、結婚する!と言ったら、「子供産んで欲しいからねぇ」とかいろいろ面倒臭いことを言われるし、そう言うと「悪い人じゃないけど、子供だよね」と言われたり、まあだからどうしたって感じなのですが、それを心配してやたらとオーナーさんのところに電話がかかってきていたことも大きかったのでしょう。
山添以外でのやりたいことが増えてきた
生月の頃から僕の活動を見かけている人はご存知かと思いますが、僕は地方創生とか地域おこしとかには一切興味がなく、ただ自分のやりたいことをやれる場が全国に増えまくればいいなという思想の下、まずは自分でそういう拠点やライフスタイルを作ってみようで活動していたことが多かったです。
ここ最近、長久手で哲学対話イベントをスタートさせたり、東京で子供向けワークショップのファシリテーターを務める機会をいただけたり、さらにいろんな人とコラボ企画なんかを多くできて、だんだんと自分のやりたかった理想のライフスタイルに近づいていっている気がしてなりません。
そう言う意味からも、山添がそこに関われなくなったのは大きく、山添でなくてもいくらでもやれる場所があることを知っていたのが余計に山添に目が向かなくなった原因でした。もともと、開拓で学んだことを生月に持ち帰る予定でしたしね。
特に、令和になって本格的にスタートさせたSCA(日本スモールコミュニティ協会)については一番関心が高く、それをやっていくためにどんどん外に出て活動したい欲が高まってきたのです。
結婚式以上のことはできないから惰性になる
そうはいっても、いろいろ悔いはあるのではないかと言われてもそんなものはありません。
それは、まちまちと一緒にここで今までになかったような結婚式をあげることができ、人生最高の瞬間を迎えることができたことが大きかったのです。
掛け軸の言葉もこの日のためにあったような言葉ばかりだったので、ここに導かれてきたのかと思うことができたし、ここで自分史上最高のイベントを作ることができた。
なんだったら、僕も参列者として参加したかったし、また機会があればやりたいとも思う。
それくらいのこの家でできた結婚式がよかったし、よかったからこそ、あとでやることの全てが惰性になってしまうような気もした。
新しい夫婦生活(別居状態ではあるけれども)を始めるってのもあったし、それ以上に令和のスピード感を保つためには、何か違和感を感じた時に切り替えられる思い切りの良さが大事なのかもと思う。それは一年続けた和光での反省点でもあったから。
まあ、これくらいのスピード感の方が、「またいつかいけばいいや〜!」って思わせないからいいのかもしれないね。
山添最終回は6/8!
というわけで、急遽山添村の最終回を開催します。
参加費はドネーション制。
人数によって、移動手段を考えたいなと思うので、行きたいと思った人は今すぐ僕にメッセージしてくださいね!