Eサイクルの走行距離が1000kmを超えたので各都市での乗り心地とかを書いてみることにするよ
きたーーーーー!!!!
今年の3月に借りていた車が大破したのと入れ替わりにやってきたEサイクルくん。
インターン先での記念すべき一記事目でもあり、そのコンセプトからデザインまでありとあらゆる面で理想の乗り物だと思っていたそれを日常的に乗ることができたのはまるで夢のような話だった。
そこから約4ヶ月目になる昨日。ついに走行距離を1000km突破することになった。
一時期使っていた車との相性が悪かったために、使えなかった時期が1ヶ月ほどあったけれども、どんなときにでも乗り回したいほどにこのマシンを愛用。
このマシンで走った都市は平戸、福岡、門司(北九州)、大阪(市内〜泉佐野)、京都、奈良、山添、名古屋、浜松、東京、埼玉あたり。
今回はその各都市の走り心地について書いてみようと思う。
1.Eサイクルがこれほど広範囲の都市で走行できたワケ
Eサイクルは自転車に高性能なモーターとバッテリーを取り付けることで文字通り原動機付自転車として生まれ変わった原付バイク。
そのため、一見ただの自転車にしか見えず、ナンバープレートを見ない限り駐輪場の人からでさえバイクとして認めてもらえなかった。(実際に、原付で駐輪場切符を買おうとしたが、係員の人がこれを原付と認めてくれず、結局自転車用の切符を買った。)
だったらこちらも開き直って、これを自転車であると言い張って、カバーで包んで電車に乗せることもできるのではないか?
そう考えて、Eサイクルで電車に乗れるかチャレンジしてみたところ、余裕で乗れてしまった。
ただ、重量はバッテリー無しの状態で27kgくらいとまあまあ重い。(ちなみに、これは輪行規定における最大重量30kgをギリ下回るので、電車にはのせられる)
なので、なかなか電車で運ぶのはしんどいけれども、そのデメリットを乗り越えてまで使いたい理由があった。
まず、満員電車に乗らなくていいこと。東京の電車事情の人権のなさは本当にすごい。特に渋谷に通じている路線は体が砕かれるように押しつぶされてしまう。また、名古屋や福岡、京都のような公共交通機関がややこしかったり、変な乗り換えを要するエリアにとって、その面倒な乗り換えを完全に無視して、行きたいところまで何よりも早く行けるのも大きな強み。
そして、都市内で交通費がいちいちかからないことも大きな強みで、交通費を気にすることなくどこにでもスイスイと行けるのも嬉しい。ちなみにフル充電にかかる費用はたったの20円。充電速度は遅いものの、今の今までバッテリーが劣化する気配はなかった。
あとは、自転車サイズなので渋滞をガン無視できる小回りの効き具合と駐車料金の圧倒的安さ。
そして何よりも乗り物として乗っていて楽しいことが大きい。
どれくらい楽しいかと言うと、徒歩5分のコンビニに行くのにもEサイクルを使っていたくらいだし、特に理由もなく街をぶらぶらするのにつかっていた。
ちなみに、このEサイクルDIYキットがあり、自分のお気に入りの自転車をEサイクルにすることができたり(いろいろチェックはあると思うけど)、ソーラー発電対応モデルがあったりと自分の好きな使い方ができる。
組み立ててみたい!!!
2.乗り心地の良かった都市ランキングNo.1名古屋&浜松
名古屋と浜松の特徴はとにかく道が広い。
道が広いので、Eサイクルが安全に運転できる。
また、大須や栄、名駅周辺のような駐車場代が高いエリアでもEサイクルであればそんなことを気にせずに気軽に行けるのも嬉しかった。
また、名古屋の地下鉄に東京で言う大手町のような巨大な地下鉄乗り換えターミナルが存在していないこともあって、「近くて遠い」場所が多々あることもEサイクルを持っていきたい理由になった。
電車で行く時間の半分以下で、どの場所にもいけたのが嬉しかった。
もはや名古屋のために作られた乗り物であると言っても過言ではない!!!
ちなみに、浜松も道が広いし、鉄道が微妙に貧弱なので、同様に便利だった。
3.乗り心地が良かった都市ランキングNo.2 奈良
6月から奈良に滞在...というか生活をすることが多くなってきたので、よく使っていた。
奈良は観光地であるが地下鉄がないためバスでの移動がメインになる。
ただバスの特性上、駅からダイレクトに行くのには便利だけれども、各スポットから行きたい場所に行くのが大変だった。
また、日常的な買い物をする場合にも、行きたい場所が絶妙にアクセスが悪いし、案外ちょっとした山道も多いので自転車も一苦労。
そんな奈良とEサイクルの相性も良かった。
何よりも、奈良公園あたりをEサイクルで走るのが楽しくて、可愛い鹿を見つけたら立ち止まってパシャパシャ撮れたのもうれしい。
4.乗り心地が良かった都市ランキングNo.3 大阪&京都
大阪京都くらいの大都市になるといかがなものかと思ったけれども、特に心配なかった。
大阪も京都もメインの道はとっても広く、親切に自転車専用レーンも用意してくれている。
京都に関しては二輪用の停止線を用意してくれていたので、実に走りやすかった。ただ、京都は路駐が多かったので、道が広いメリットが若干死につつあったから相殺された感あるけど。
大阪も京都も人口多かったり車が多かったりするけど、概ね景色が楽しくて良い。特に夜の京都は必見。
5.乗り心地が良かった都市ランキングNo.4 福岡
正直、福岡はそれほど道が広いわけでもなければ、自転車のための走行レーンが充実しているわけでもない。
ただ、圧倒的に駐輪場については優遇がある。
天神のような中心街であっても駐輪が三時間無料。
また、天神のラウンドワンであれば、店内で遊べば駐輪無料。
とにかく、中心街に言ったときの駐輪スペースに困らない度が大きい。
福岡のメイン交通機関は地下鉄とバス。
バスの横のつながりが京都や奈良の比でないくらいに便利なため、地下鉄以外で交通に困ることはないけれども、やはり渋滞を無視できるEサイクルは強い。バスは渋滞に巻き込まれるからね。
でも、なんやかんや便利。コンパクトシティ故に。
5.乗り心地が良かった都市ランキングNo.5 東京
便利なのは便利なのだかが、東京は道がダメダメ。
一部広い道はあるけれども、基本的に人に優しいつくりになっていない街なので不便。それでも、電車に乗るストレスの方が大きすぎるため、僕はEサイクルを選びたい。
ちなみに、23区内であれば電車を使うよりもEサイクルをつかって行った方が早い。一部特急を除くが。
だいたいEサイクルが便利だけど、他の都市に比べて少し乗りにくさを感じてしまう。
あと、新幹線輪行が鬼のように不便。
東京駅は論外だし、品川駅もそれなりに難易度が高い。
外の出口から新幹線の乗り口までの距離が異様に遠いのだ。
逆に名古屋や京都、博多駅は便利。東京駅と品川駅だけやたら不便だった。なんでだろう。
これからオリンピックをするとは思えないくらいにバリアフリーでないなってのを感じた街。
それでも、東京の中で動くのであればEサイクルが一番便利なのは間違いない。実際、まじ便利よ?ただ、他の地域に比べるとあまり快適ではないだけ。
ちなみに、景色については走ってて楽しい。
6.乗り心地が良かった都市No.6 平戸&山添
最初に断っておくけれども、平戸も山添も乗り心地は最高だった。
山添の山間部のツーリングはとても楽しいし、平戸、特に生月のツーリングの楽しさは群を抜いている。
こういう観光地には是非ともレンタサイクル的に置いて欲しいものだ。
ただ、山添において生活で使うには少し大変。
というのも、山添は最寄りのスーパー&コンビニまで16km。最寄りの駅まで12km。
スーパーは少しだけ山道はあるけれども、基本的に平地だからなんとかなる。最寄り駅は本当に山を登ったり降ったりで、ここでかなりのブレーキパットを消耗したに違いない。
ちなみに、生月はスーパーまでの道に特に目立った山道がなかったために便利。ただ、駅に行くのには少し大変。
ちなみに、山添村は生月よりも圧倒的にでかいが、人口は半分くらい。
Uber Eatsのバッグを背中に背負えばたくさんの荷物をいれられるけど肩が凝る。
都市にいるようなペースでコンビニとかスーパーを利用するのであれば問題ない。
でも、観光用の乗り物として乗るなら最高に良い。街並みも自然もいいな!と思った時にすぐに立ち止まれるのはやはり強い。
ただ、山道は辛い。
ちなみに、山道で何が辛いのかと言うと、登りでもスピードは35kmくらいでるから、1人で走る分には何も問題はない。ただ後ろの車に申し訳ない。
あと、くだり坂が自転車で降っているようなものなのでまあまま怖い。でも、気持ちいい。というか、楽しい。
総合的に田舎で乗るのは楽しい。楽しいけれども、若干不便。でも、車がないなら便利な方だとは思う。
そして、車より圧倒的にお金がかからない。
なんども言うけど、走っているのは楽しいので、そういうのを楽しめる人だったらすごくおすすめ。
終わりに
Eサイクルは最高の乗り物だと思っている。
ただ、車への積み方であったり、輪行であったりするときに気をつけなければいけないことも多い。
特に、車への詰め込みのときには慎重に。
タントやオッティのような少し広めの軽自動車にはラクラク乗るけれども、マーチやデミオのようなコンパクトカーには乗りにくい。
さらに横に倒して輪行をすれば結構な確率でどこかを破損させてしまう。
基本的に折りたたんで、縦に置くようにすれば問題ないけどね。
お金があれば、よく利用する各都市に一つずつ置いておきたい。
それくらいに都市の中で使うのには便利だ。
名古屋でのEサイクルは最高すぎるので、名古屋人は一台もっておくことをぜひおすすめしたい。