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川崎病

子供が6ヶ月になり川崎病になった経験を記録しておく。

川崎病とは

血管が炎症する原因不明の病気で、子供に多い。放っておくと、心筋梗塞の発症リスクが高まるので早期発見し治療する必要がある。

入院まで

我が子の場合、治療開始まで以下のように進んだ。

1日目 39度以上の高熱。ミルクの飲みが悪く、おしっこも少ない。
    一旦熱は下がる。
2日目 39度以上の高熱があり、泣き止まないので小児科を受診。
    突発性発疹の可能性で解熱剤カロナールを処方される
3日目 カロナールで眠れてはいる。熱が下がらないが、元気そう。
4日目 熱が下がらない。かつ、BCGの跡が赤く腫れている。最初の小児科は休診のため別の小児科を受診。
    川崎病の疑いで総合病院を紹介。そのままタクシーでER外来。
    川崎病の兆候が全部揃っているわけではないので、午前中に受診予約して、いったん帰宅。
5日目 ER外来に。小児科の先生と循環器科の先生が検討した結果、BCGが腫れるのは川崎病くらいしかないとのこと。全身の兆候も見られるので、川崎病としての治療を開始。

入院中

入院は完全看護なので帰宅することにした。親は病室にいてもよいけど、泊まって休める施設はない。
代わりに毎朝8時半くらいに病院にお見舞いする生活になった。
だいぶ熱も下がってから、個室から四人部屋になった。

退院してから

7日間で点滴の治具も外してもらい、バイタルも簡易的な機械になった。
翌日退院。
1週間、2週間、1ヶ月と定期的に受診することになっている。今のところの予後は順調。

乳幼児の入院について

まだ赤ちゃんでママとパパがいないと寂しいという感情がフルに芽生えてない状況だったので、置いて帰ってもギャン泣きすることはなく、そこはよかった。

ただ、四人部屋には他の子供2人がいて割と自我が芽生えており、ママを求めて終始泣いていた。お見舞いで我が子と一緒に過ごすのだが、「ママに会いたい、いつになったら来てくれるの、おうちに帰りたい、ママ〜」というのを四六時中聞くことになる。

我が子は順調に快復してきているなか、泣き声をBGMに聞き続けるは精神的にやられる。看護師さん保育士さんなどは慣れたものという感じだが、心にバリアーを張って自分を守っているのだと思う。

泣いている子を無視し続けるのも辛いので、声がけなどしてはみるが、どの程度同じ部屋の子供達と接していいのかわからなかった。

当然、入院中の看護は全部おまかせなのだから、医療的には他のベッドの子供まで気遣う必要性はない。赤ちゃんと遊んであげるのも看護の一環だとは思うし、たまに遊んでくれているが、看護師さん保育士さんも手が足りない。自分の子供への影響(ホームシックな他の子を見てだんだんと自分の子もホームシックになるなど)もあるけど、子供の精神的な健康のことを考えたら見舞いに来た周りの親もできることなら協力したいし、ちょっとした気遣いや声かけ、遊びに付き合うみたいなことくらいはやってもいいんじゃないかとさえ思う。

最後に

子供の急病に対して、かかりつけ医から救急病院までの連携に感謝しかない。大事なのは、親が子供の急変に気がつくことだと思う。あと複数のかかりつけ医を持っておくと休みの時とかでも相談できる。

リモートワークできるブースが、総合病院にあると、お見舞いや看病がしやすくなるのになと。公衆電話ブースはあるのだが、少し時代を感じる。

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