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賃貸マンションが絨毯の場合、フロアタイルを置くとどうなるか

前回の記事ではフローリングやクッションフロアの部屋にフロアタイルを置いた例について書いた。今回は床が絨毯の部屋の場合についての経験を共有したい。

設置の様子

絨毯の部屋が嫌い

賃貸マンションの部屋の床は、フローリング、畳、クッションフロア、絨毯といった種類がメジャーだと思う。僕は絨毯式が嫌いである。足音が響きにくいとか、床が傷つきにくいとかそういうメリットもあるのはわかる。ただ、なるべくなら絨毯の部屋は選びたくない。理由は、不潔だからだ。

毛足の長い絨毯の部屋を借りた時の話だが、クリーニングが甘かった。鍵の受け渡し後に、コロコロで絨毯の掃除をしたところ、茶色い長い髪の毛が絡みついてきた。業者の実施したクリーニングは掃除機がけしただけで済ませたのだろう。絨毯の場合は汚れが目立ちにくいし、ホコリやゴミが残っていても気が付きにくい。

なるべく絨毯式は選びたくないけれど、他の部屋の条件がよいのに、床の材質だけで諦めたくもない場合、そんな時にフロアタイルを置いてみるという選択肢はありだと思う。

絨毯は毛足が長く、ホコリが立ちにくいとか騒音が起きにくいとかのメリットもある

実際に絨毯の上に置く時の注意点

おくだけなら簡単だった。見た目も一新できる。ただ、絨毯の上に置くのはフロアタイルが推奨していない置き方なので、以下の点には注意が必要だ。

設置済みのクローゼットや開き戸などと干渉する

絨毯だと多少擦れても家具は傷がつかないためが、絨毯の高さがギリギリに設置されていることが多い。その上にタイルを置くと、干渉することになり、扉を開けるたびに擦れたりすることがある。

タイルが移動してしまう

絨毯の毛足の長い分、タイルを置いてもその分浮き沈みは発生する。タイル越しに踏み込んでもフワフワするのがわかる。床の上を歩いているうちに、タイル自体が絨毯の上を徐々に滑ってしまう。1ヶ月くらい経つと、2、3cmくらいタイルが移動してしまうといった現象が見られた。壁際に隙間なく敷き詰めれば、発生しにくいと思うが、必ずしも壁ギリギリにできない場合もあるので注意が必要だ。

フロアタイルが痛む

絨毯の上に置くと、フロアタイルが歪むので、フロアタイル同志を接続しているつなぎ目の部分が外れやすくなる。さらに、材料が疲労を起こして壊れやすくなる。
実際、別の部屋に引っ越す時に、かなりの枚数のフロアタイルが痛んでいて、処分した。

まとめ

フローリングやクッションフロアの場合は、沈み込みが少ない(大人の体重レベルなら1mmも沈まないような実感がある。)ので、1枚1キロ程度のフロアタイルを置いても床が歪んだりすることがない。問題なく設置できる。

畳の場合は試したことがないが、沈み込むといっても1mm程度のような気がするし、全体的に張りがあるのでおそらくタイルで床が歪むことはないと思われるが、多少の歪みは覚悟が必要だ。

絨毯の場合は、毛足が長いと4-5mmくらいは沈み込むので、フロアタイルに馴染まない。フロアタイル自体が歪むことは避けられない。が、自分の好きな見た目に変更でき、清潔さを保つことができる。


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