店舗ビジネスのDX化、ベンチマークはこの店。いや、ボクが大好きなだけなのか…。
コロナ、緊急事態宣、休業要請…。
メディアを見てると、こんな言葉が毎日並んでうんざりですが、いろんな業界がこれらの影響をモロに喰らっています。
その中でも特に打撃を受けているが飲食業界。具体的には、店舗を構える飲食店さんが一番厳しい。
その飲食業界で、私がずっと大好きでしかも感心させられ続けているお店があります。今日はそのお店を紹介します。
ずーっと大好きなサラダ屋さん
そのお店が、クリスプサラダワークス (Crisp Saladworks) さん。
2014年に麻布十番にオープンして以来、ずっと大好きなチョッブドサラダ屋さんです。確か王様のブランチか何かで紹介されていて、行ってみたのがきっかけです。
いろんな野菜や具材を選んで、それをザクザクに”チョップ”してもらって、それをスプーンで食べるサラダ。これがめちゃくちゃ美味しいんです。野菜も美味いけど、ドレッシングも美味い。ご飯も混ぜれるから、お腹もたまる。
はっきりいって最高なんです。
ボクの嫁ちゃんも、あぁクリスプ食べたい、とよく言ってます。ボクもそれ以上に連呼してます。
オープン当初はエンタメ推し?
そのボクの大好きなクリスプサラダワークスさん。オープンした当初から、これまでビジネスの変容が留まることを知らないんです。
オープン当初の2014年は、Uber eatsなどもない時代。インスタ映え、とかもなかったはずですお店にお客さんが来て、カウンター越しに野菜を覗き込みながらこんな感じで注文します。
「じゃあ、ブロッコリーとトマト、そして、くるみ、オニオンで。それでドレッシングは、シーザーでお願いします」
具材とドレッシングを選んだら、目の前でザクザク野菜を切り刻むんですよね。これが見ていて楽しかった。なんか爽快というか。ある意味エンタメの要素も取り入れられていたような気がします。
味ももちろん美味しいのですが、そういういったライブ感とスタッフの方とのやり取りがなんとも新鮮な感じでした。
おぉ、なんか麻布十番っぽいな、とか思ったりしたんもんです。
しかし、その後の変革がすごい
美味しいから、チャンスがあるたびに通い続けてました。
でも、ふとした時から、完全キャッシュレスになってました。ボクが知る飲食店の中で、一番早く”完全"キャッシュレスにした飲食店だったと思います。
さらには、全てタッチパネルで注文。スタッフの方にどの野菜にするかを伝えるプロセスなんて、もう完全になくなってました。
さらには、Uber eatsにも早々に出店し、店にはギグワーカーの方がしょっちゅう出入りするように。
さらには、スマホアプリが導入され、事前注文ができるようになり、あとはお店に行ってピックアップするだけ。さらには、アプリでデリバリーも可能になっていました (残念ながら、我が家は配達対象地域外…泣)。
こんな風に変革がどんどん実行され、あのエンタメ感のあった昔と比べると、今は店内の様子が全然異なります。
いつお店に行っても、誰もカウンター越しに注文してないし、野菜をチョップする様子を誰も見てない。今なら、ストーリーズとかであげたくなるようなネタのはずなのに、そんなお客さんは一切いないんです。ていうか、そもそもお客さんもいない。
そういえば、完全キャッシュレスとタッチパネル注文について、自分のブログにも書いてました↓
お店のオペレーションと購買体験が完全に変わった
サクッとアプリで注文して(もちろんクレカ決済)、出来上がりのタイミングでピックアップするか指定場所にデリバリーしてもらうだけ。なんならピックアップする時は、店員さんからサラダを2秒で受け取って、あとは自分でスプーンとサラダを紙袋に入れて持って帰る、みたいな。
全く持ってお店のオペレーションは変わり、お客様の購買体験も変わりました。エンタメ感を求めている人にはちょっと物足りなくなったかもしれません。でも、ここの美味しいサラダを食べたいんだ、というボクみたいな人にとっては、利便性が最高潮に高くて、素晴らしいのです。
そして、それで結果はどうか、というと、既存店がどこまで成長しているかなどのデータは取れていませんが、明らかに店舗数を増やされています。新規出店が続いているようで、このコロナ禍に出店されているって、相当なことだと思います。
飲食店のDX化ベンチマークは、クリスプサラダワークスさん!
ちょっとごめんなさい、クリスプのことを書いてたら、食べたくなってきました...。
これ↓って、ユーザー目線では当たり前と言えば当たり前ですよね。
完全キャッシュレス、タッチパネルで注文、スマホアプリ、事前注文・ピックアップ、テイクアウト
ですが、ここまで徹底して実行できている店舗がどこまであるでしょうか。
たしかに大規模チェーンでもないし、ある意味ワンメニューとも言えるシンプルなオペレーションであることが、それを容易にしてる側面もあるかもしれません。
でも、やはり、このクリスプの宮野社長(Twitterはこちら)のNewsPicksでの話を聞いてみると、やはり素晴らしい経営者でした。この方の構想を追っておくと、とても参考になると思うので、ぜひ観てみてください!
さて、ただただボクが大好きなクリスプサラダワークスさん。その魅力を伝わったでしょうか?笑笑。
もう主観的過ぎて、この会社の変容を客観的に語れていたかは微妙ですが笑、店舗業を営む方々にとっては、動向を追うに値する会社さんではないかと個人的には思います。
というわけで、「クリスプサラダワークスさんは店舗ビジネスのDX化のベンチマークとすべき!」というお話をさせていただきました!
ではでは〜!!
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