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今日は小寒です。

いよいよ冬本番。でもね…。

 今日、新暦の1月5日は小寒(しょうかん)です。二十四節気の二十三番目にあたります。ということは、残るは二十四番目の大寒です。
 小寒について簡単にご説明しますと、寒さが最も厳しくなる時期の前半に入りますよ〜という意味を持ちます。ついに寒さもピークに差し掛かります。
 この小寒から大寒を経て、節分(二十四節気の一番目である立春の前日)までの間を「寒」(かん)といいます。そして小寒は別名「寒の入り」とも言われます。もしかしたら「寒の入り」の方が有名かもしれません。

昨年ご不幸があったお家には「寒中見舞い」を。

 年末になりますと、時々ではありますが、ご不幸があったお家から、年始のご挨拶は控えますというようなお葉書が届くことがあります。この場合、年賀状を出すのはもちろん、年始のご挨拶も原則的に控えねばなりません。それでもご挨拶を、と思われた際は、この小寒以降に「寒中見舞い」を出してみるのはいかがでしょうか。
 また、1月7日までの「松の内」(注:従来は1月15日までが松の内。関西エリアでは今でもこの習慣を続けている方がいらっしゃいますが、関東を中心いに最近では7日までを松の内とするケースが多いようです)を過ぎて年始のご挨拶を、とお考えの方も同様に、年賀状から寒中見舞いへ切り替えることをお勧めします(もっとも、お年玉付き年賀はがきであれば、抽選前限定ですけど、当たるかもしれないという「お楽しみ」もあるので、出し遅れの場合はお使いになっても悪くないとは思いますけどね)。

いっそう寒くなりますが、春はそこまで来てますよ〜。

 「冬来たりなば春遠からじ」といえば、冬の訪れとともによく聞かれる一節です。元はイギリスの叙情詩人シェリー「西風に寄せる歌」の一節(最後の一節)なんですが、本来は季節を表したものではないのだとか。

If Winter comes, can Spring be far behind ?

 これが原文なんですが、ポイントは冬と春を擬人化しているのか、頭文字を大文字にしている部分。つまりは、「どんなに辛いこと(あるいは時期)があっても、それを乗り越えればいいこと(あるいは時期)が待ってる」というのが本来の解釈ということになりそうです。
 とはいえ、多くの人にとって冬は辛いものです。最近では猛暑が体にこたえる気もしますが、それでも冬は色々と辛い季節です。しかし、冬を乗り切れば暖かで色鮮やかな春が待っています。そんな季節の移ろいと、人生を重ね合わせている(だろう)ところに、この言葉の意味が込められているようですね。それでも、冬が来たら春はもうすぐ。立春まで1ヶ月を切りました。皆様、頑張って乗り越えてまいりましょう!

 次回もお楽しみに!


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