カカシ、焼き板アートを制作!【2020年7~9月活動報告@アートチーム】
◎概要
市原市営「市原鶴舞バスターミナル」に、地域の皆さんと一緒に制作したアート作品を設置しました!
カカシ
焼き板アート
市原鶴舞バスターミナル
※動画もご覧ください!
◎経緯
「カカシ」は、2013年にバスターミナルがオープンした当初から地域の方々によって設置されています。住民有志による団体「鶴舞活性化ネットワーク」の皆さんが制作。風雨にさらされるため、半年に1度のペースで定期的に修繕したり数を増やしたりしています。
日本一のゴルフ場の数を誇る市原市ですから、カカシもゴルフをしています(市原鶴舞IC周辺まちづくり協議会 ブログより引用、2014年撮影)
今回、バスターミナルの指定管理団体である「市原鶴舞IC周辺まちづくり協議会」さんより、バスターミナル利用者に向けた一層のおもてなしとにぎわいづくりをしたいというご相談を頂き、カカシのバージョンアップ等を提案させて頂いた次第です。
◎内容
■7~8月:企画と打合せ
2020年7月に相談を頂いた後、メンバー内でアイデアを考えたり、カカシを作っている「活性化ネットワーク」の方とご相談をしました。
そして、8月1日に「まちづくり協議会」の皆さんと打ち合わせをさせて頂き、以下の内容をご提案しました。
①カカシ(リニューアル)
→すべてのカカシを一度撤去し、服を着せかえる。10体から18体へ数を増やす。
②小学生と一緒にTシャツを制作(新企画)
→カカシに着せるTシャツをつくる。地元の鶴舞小学校の児童に白地のTシャツを渡し、ペンでイラスト等を描いてもらい制作。
③焼き板アート(新企画)
→鶴舞の方から頂いた木材をガスバーナーで焼き目をつける。そこに文字やイラストを描いて作品を作る。
④わらアート(新企画)
→わらを組み合わせてイノシシなどの動物を作ろうと考えました(以下はイメージ写真)
■8月30日:顔合わせとカカシのお手伝い
鶴舞小学校との接点がない私たち「のろし」でしたが、地域の方にご協力頂くことで企画の実現が見えてきました。鶴舞民謡などの普及・継承をされている有志団体「鶴舞踊りの会」の方々にご協力頂けることとなりました。
この日は「まちづくり協議会」と「踊りの会」の皆さんも交えて関係者で顔合わせを行ないました!
手段は違うものの、同じ鶴舞地域の活性化を目指している団体同士が繋がった瞬間です!接点がなかった団体同士が繋がる・・・まったく予期していないことでしたが(のろしは両団体には大変お世話になっているので、てっきり繋がっているものだと思っていました)この出会いは、地域の未来にプラスになることでしょう。
また、この日はカカシのリニューアル作業のお手伝いも実施。
子どものカカシ2体の着せ替えが完了しました!
わらアートの作り方についても地域の方にご相談。
そして、焼き板アートのベースとなる焼き板づくりも行いました!ガスバーナーで焼き目を付け、ブラシと雑巾でこすってきれいにします。
側面もしっかり焼き目をつけて、そしてこすります。
20枚以上の焼き板が完成しました!
真夏の炎天下の作業でしたので、終了後はアイスで休憩。地元の方に差し入れ頂きました!ありがとうございました!
■9月20日:わらアートの試作
バスターミナルへの設置まであと1週間!関係者の皆様と一緒に当日の動きを確認。
そして、この間に焼き板アートが完成していました!「踊りの会」に参加するキッズチーム(小中学生など)が描いてくれました!
そして「踊りの会」の大人チームの皆さんには、カカシにつけるタスキを描いて頂きました!
この日は、わらアートの制作日!わらでイノシシをつくります!
鶴舞の方にわらを用意いただきました!本当にありがとうございました!(余ったわらは、近所の方が欲しいということで引き取っていきました。地域らしさを感じました笑)
黙々とわらで縄を綯っていく地域の方に圧倒(完全において行かれました…笑)見よう見まねでやってみますが、かなり難しい・・・
握れるくらいのわらの束を作り、(ほぼ地元の方が)つくった縄で結びます。
わらの束をつくるのは、私たちでも出来ました・・・苦笑
わらの束を曲げたりねじったり・・・イノシシの胴体をどうつくるか、試行錯誤がつづきます。
わらの中にペットボトルをいれて丸みをつけたらどうか、角材を入れて足にしたらどうかなど、様々なアイデアが出ましたが・・・
話し合いの結果、今日中の完成は断念・・・。別の機会にリベンジすることになりました!
■9月27日:バスターミナルに設置!
午前11時、鶴舞バスターミナルに「のろし」メンバーが着くと、既に鶴舞の皆さんがカカシの設置作業を初めていらっしゃいました。私たちも、さっそく地域の方々をお手伝いする形で作業を開始しました!
続いて、焼き板アートの設置。鶴舞の方から頂いた金網に1枚ずつ取り付けていきます。
焼き板アートは、裏面に結束バンド的なものをネジで取り付けて、金網と結んでいきました。
そして、タスキもカカシに取り付けていきます。
そして、ついに作業完了!バスターミナルの外周がにぎやかになりました!
カカシ+タスキ
(タスキは「踊りの会」大人チーム制作)
Tシャツ
(鶴舞小学校児童の皆さん制作)
焼き板アート
(「踊りの会」キッズチームが制作)
さらにこの日は、「踊りの会」の皆さんと一緒に民謡を披露!高速バスの発着時間に合わせて、利用者の皆さんへおもてなしを行ないました!
こうして、約2か月に及ぶ、バスターミナルを舞台にしたアートプロジェクトは区切りを迎えました!
先述しましたが、このプロジェクトをきっかけに地域の方同士が繋がり、地域に新たな可能性が見えてきたことが、何よりの成果かもしれません。
今回制作したカカシなどの作品は、およそ半年に1度のペースで修繕・作り替えが必要ですので、今後も様々な作品を通じて地域の盛り上げに寄与していきたいと考えています!
2020年4月の緊急事態宣言後、「のろし」にとっても初めての大きなプロジェクトとなりました。コロナ禍に新たに入ってきたメンバー同士もつながりを深めることが出来ました。
ご協力頂いた鶴舞地域の皆さんに改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
◎のろし「アートチーム」について
のろしの「アートチーム」では、地域にある「いと・惜しい(=もったいない)」着物や廃材等をリメイクしたアート作品づくりに取り組んでいます!
アートチームの活動については以下もご覧ください!
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■「のろし」とは
■ メールアドレス signalfire.local@gmail.com
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