夢のお話
最近は八掛うみさんと倉本すみれさんが好きです。
どうも。のーまるです。
さて、今回のnoteはみなさんが気になっていることについて書いていきたいと思います。
はい、この夢のことですよね。詳しく知りたいところだと思います。
なので今回はこの夢について覚えている限りですが書いていきたいと思います。
ちなみに2割がほんとにみた内容で8割がぼくの妄想だと思ってくださいね。ちょっと‼️引かないでください‼️
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「はぁぁ、よく寝た。ん?ってえええ!?!?」
「もうこんな時間じゃん!?やばいまた朝練遅刻するよ…。」
俺は寝起きの身体をフル回転させて、階段を下りリビングへと向かった。
「お母さん!なんで起こしてくれないの!」
『誰がお母さんだって?』
「ん?なんでお前がいるんだよ。和。ってか、いるんだったら起こせよな。お前も遅刻するだろ。」
『何回も起こしたわよ!起きないあんたが悪いんでしょ!あと、私はあんたのお母さんに頼まれて来てんの!なんか悪い!?』
「ちっ、なんだよ。で、なんで先に行かなかったんだ?俺の事置いていけばお前は遅刻せずに済んだのに。」
『一緒に行きたいしあんたを置いていけるわけないでしょ…(小声)』
「ん?なんか言った?」
『い、言ってない!!あ、あと、まだ急げば間に合うでしょ!それと、「お前」じゃなくて「和」って呼びなさい!』
「分かったよ、和。急ぐから待ってて。」
『ん、、分かったなら良いのよ。早くしてよ!』
少し怒りながら俺の家にいるあいつは井上和。
隣の家に住んでて、同い年で幼馴染。そして俺たちはサッカー部のエースとマネージャーって関係でもある。だからか毎日こんな感じで俺を起こしにきてる。
『もう遅い!ほんっと、なんでそんなのでエースになれたのか不思議で仕方ないよ…。』
「うるせ、ほら急ぐぞ、後ろ乗れ。」
『はいはい、事故んないでよエースさん』
「ちゃんと掴まってろよ」
そんな感じで始まった一日。
なんとか朝練に遅刻せずに済んだ俺たちは、朝練を終え教室に向かっていた。
「はぁ、今日も朝から筋トレとかしんどすぎるわ、なんで俺だけあんなにメニュー多いんだよ。」
『まぁまぁ、あんたはエースなんだし仕方ないでしょ。期待されてるんだし。』
「もう今日無理…。教室ついたら寝よ。」
『寝かせないよ?ちゃんと授業受けなさいね。』
《キャー!!》
「うわ、今日もだよ。」
『ほんと、すごい歓声だね。』
「一ノ瀬先輩って毎日あんな感じで嫌じゃないのかな。」
『どうなんだろうね。人気者のことは分からないや。』
朝から黄色い歓声を受けているのは3年生の一ノ瀬美空。
エビと妹のあーやのことが好きすぎるらしい。学校のマドンナで、ほとんどの生徒がファンクラブに入っているとかいないとか…。そんな一ノ瀬先輩にはとある秘密がある。
【あ!のーまるくんじゃん!おはよー!和ちゃんもおはよ!】
『「おはようございます」』
【今日も朝練おつかれさまだよ!】
「あ、ありがとうございます。」
【ほんとサッカー部のエースだけあってカッコイイ…。ねぇ、美空と付き合わない?】
「ごめんなさい。彼女作らないんで。」
【もーう!いつもそうやって断るんだから!いつか絶対美空の彼氏になってもらうからね!】
「はいはい、じゃあ俺ら教室行くんで。」
【あ、まって!お昼一緒に食べない?】
「和と食べるんで、じゃ」
【待ってよー!】
そう、一ノ瀬先輩はオレのことが好き。一回、階段からコケそうになっていたところを助けたときに好きになったとか。それから毎日のように俺に告白してくる。とても可愛いけど、正直厄介な先輩だ。
『あんなにも可愛い先輩に告白されてるのによく断れるね。』
「まぁ、今はサッカーに集中したいしな。あと、和がいるし。」
『ど、ど、どういうこと!?』
「いや、和とこんなに一緒にいるのに一ノ瀬先輩と付き合ったら申し訳ないかなって。なんで焦ってんの?」
『焦ってない!!ほんと一ノ瀬先輩可愛いのにもったいない。』
「別にいいだろ。それと、和も一ノ瀬先輩に負けないくらい可愛いからな。」
『きゅ、急にそんなこというな!もう!』
何故か頬を赤らめる和がいつも以上に可愛く見えた。
「はいはい。可愛いでちゅね〜。」
『うるさい…!バカ!!』
〈朝から熱々だね〜(笑)〉
こうやって俺らをいじってきたのは中西アルノ。
中学から一緒で仲のいい関係だ。ちょっとだけミステリアスな感じだが、それ以上にポンコツなところがある。
『ちょっとアルノ!馬鹿にしないで!』
〈教室の前で言い合ってる方が悪いでしょ!みんなの視線が集まってたよ?(笑)〉
アルノがそう言うと、和は俺を睨んできた。
『あ、あんたが悪いんだからね!』
「は?なんでだよ。」
〈はいはい、喧嘩はそこまでにして、もうすぐチャイム鳴るよ?〉
『喧嘩じゃない!のーまる!覚えとけよ!』
そう言って和は教室へと入っていった。
〈のーまるくんも大変だね〜。一ノ瀬先輩に和に。〉
「はぁ、ほんとだよ。サッカーでいっぱいなのにさ。」
〈じゃあ私にすればいいじゃん。悩むことなくなるよ?〉
「お前もかよ…。」
そうだ忘れてた。
アルノもオレのことが好きってことを。
「俺は彼女作らないって何回も言ってるだろ?」
〈むぅ。私はいつでも待ってるからね!〉
「はいはい。分かりましたよー。」
そう言い残し俺は教室に入った。間もなくチャイムがなり、朝礼、授業が始まった。朝練の疲れもあり、寝ようとしたが隣の席の和がそれを許してくれなかった。俺は眠たい目を擦りながら、いや、隣の和に怯えながら授業を乗り越えた。そして迎えた昼休み。
「和、いくぞ!」
『ちょっとまって!』
「早くしてくれ!一ノ瀬先輩がきちゃう!」
【のーまるくん、そんな急いでどうしたの?】
「あ、いや、なんでもないです。」
【もしかしてだけど私から逃げようとしてた?】
「はぁ…そうですよ。いつも断ってるのに昼休み俺の教室くるじゃないですか。」
【仕方ないじゃん!のーまるくんとお弁当食べたいんだから!】
「…分かりましたよ。ちょっと待っててくださいね。」
「なぁ、和。ごめん。」
『別にいいよ。毎日あの人から逃げるの無理そうだし。』
「ありがと、じゃあ行くか。」
「お待たせしました。」
【遅いよのーまるくん!って和ちゃんも一緒なの?】
「和も一緒じゃないと一緒にご飯食べませんよ。」
【むぅ…。分かった。】
「分かってくれたならいいです。じゃあ空き教室いきますよ。」
【なんで?のーまるくんの教室でいいじゃん。】
「一ノ瀬先輩とご飯食べるとなると周りの視線に耐えられないです。」
【そうなの?別に気にしなきゃいいのに。】
「まぁとにかく、空き教室じゃないと一緒に食べませんから」
【はーい。】
《ガラガラ…》
「ここなら誰からも見られずに済むでしょ。」
【へぇ、こんなところ初めてきた。ここに教室あったんだね。】
「練習サボりたいときにここにきてるんで。」
【そうなんだ。ってか和ちゃん隣にいるけどそんなこと言って大丈夫なの?】
「あ、、やべっ、、、」
『へぇー、ランニングのときあんた居ないなって思ってたけどここにきてたんだね。』
「ち、ちがうんだよ、和…!」
『何が違うの?ここでサボってるんでしょ?』
「ま、まぁそうだけど…」
『監督に言わなきゃね。』
「そ、それだけは勘弁してくれ!一ノ瀬先輩も何か言ってくださいよ!」
【えー、のーまるくんが悪いんじゃん。ね?和ちゃん。】
『そうですよね?一ノ瀬先輩。』
「あぁ、終わった…。」
『まぁとにかく、お昼ご飯食べよ。時間なくなるよ?』
【そうだよ!早く食べよ!】
「分かりましたよ。」
【あ、のーまるくん!卵焼き食べる?はい、あーん】
「急になんですか。嬉しいですけど自分で食べますから。」
【いいからいいから!はい、あーん】
「ちょ、…美味しいです。」
【良かった〜。美空が作ったんだよ!】
「料理上手ですね。」
【ありがとー!のーまるくんのために早起きして良かった!】
「別にそこまでしなくていいのに。」
【いいのいいの!美空が好きでやってるんだから!】
「はぁ、。」
ふと、和を見ると、とてつもない形相で俺を睨んでいた。
「な、なんだよ和。」
『一ノ瀬先輩にあーんしてもらってた。』
「いや、あれば半ば無理やりというか不可抗力というか…。」
『うるさい。関係ないでしょ。』
「いや、関係あるだろ…。」
『私のも食べなさい。』
「なんでそうなるんだよ。」
『いいから。はい、あーん』
「ちょ、、、」
『なに、食べないの。じゃあ、サボりのこと監督に報告しようかな〜。』
「わ、分かったよ!食べるから…!」
『はい、あーん』
「…美味しいよ。」
『当たり前でしょ。私が作ったんだから。』
「なんでそこで張り合うんだ…?」
『べ、別にいいでしょ!』
〈私のも食べる?〉
「なんでアルノがいるんだ…」
〈いちゃダメなの?悪かったわね。〉
「別にいいけど、なんでここが分かったんだ?」
〈いつもここでサボってるでしょ?私が見てないとでも思った?〉
「見てたのかよ…。」
〈で、食べるの?食べないの?2人の食べたんだから食べるよね?〉
「どうせ食べさせるだろ。」
〈分かってるなら話が早いね。はい、あーん〉
「…美味しいよ。」
〈ふふっ、ありがと。〉
「なんだよほんと、3人揃って(ボソッ)」
『どうかした?』
「なんでも。ってか早く食べないと昼休み終わるぞ。」
【え、やばい!もうこんな時間じゃん!のーまるくんまた明日一緒に食べようねー!】
「今日だけですから!ほら、早く行かないと間に合いませんよ!」
【ちぇ、じゃあ毎日じゃなくていいから!】
「はぁ、わかりましたよ」
【ありがと!じゃあね!和ちゃんとアルノちゃんも!また!】
「ほんとなんなんだあの人…。」
『凄いね一ノ瀬先輩。』
〈私たちも早く行かないと間に合わないかもよ…?次の授業金川先生だしやばいんじゃない…?〉
「やべっ!そうだった!監督の授業じゃん!急がねーと!」
『ちょ、待ってよ!』
「和!急げ!」
『分かったから!はい!行くよ!』
教室についたと同時に昼休みの終わりを告げるチャイムがなり、午後の授業が始まった。監督の授業は眠れるわけがなく…。金川先生って授業中何回も当ててくるからなぁ。しかも言い間違いや誤字脱字は日常茶飯事といったところ。なんで教師をやれてるのか…。
[のーまるくん!聞いてる?]
「え、あ、はい。」
[今の反応は聞いてなかったね?今日はランニングが多くなりそうだなぁ。]
「いやいや!聞いてました聞いてました!」
[ほんと?なら信じるけど。]
「はぁ、良かった…(小声)」
危ない。金川先生はいつも俺のことをいじってくる。サッカー部だからといって。まぁ金川先生は可愛いから満更でもないけど。
金川先生の授業も終え、その後の授業もなんとか耐えながら時間が過ぎるのを待った。そして一日の終わりを告げるチャイムがなる。終礼が終わり放課後。着替えが終わり、和とグラウンドへと向かう。ランニングやリフティングなど、一通り終えてから金川先生の提案で紅白戦が始まった。
そしてその紅白戦の試合中に俺はチームメイトとの空中戦で着地した際に足を踏まれてしまった。
「痛ってぇ!」
そう叫んだあとにうずくまる俺。和が駆けつけてきた。
『だ、大丈夫!?』
「あ、あぁ、なんとか立てそう。」
『肩貸すから、一回ベンチに下がるよ。』
「ありがと。」
[のーまるくん!大丈夫!?]
「あ、金川先生、大丈夫です。」
[ほんと?ちょっと和ちゃん、診てあげて。]
『分かりました。のーまる、スパイクとソックス脱いで。』
痛みに耐えながらもスパイクとソックスを脱いだ俺。
『…!?酷い腫れ…。アイシング持ってくるから待ってて!』
[やばそうだね。今日はもういいからのーまるくんは和ちゃんと一緒に病院に行きなさい。]
「分かりました。すみません。」
『ハァハァ…痛いかもしれないけど耐えてね。』
「痛っ。はぁ、、ありがと、和。」
『さ、病院行くよ。』
「おう。」
なんとか和の肩を借り、病院についた俺。診断の結果は全治6週間。骨に少しヒビが入ったみたい。松葉杖をもらい、和と一緒に帰ることになった。そしてお互いの家の前まで着いたころ。
「ついてきてくれてありがとな。」
『マネージャーだし当たり前でしょ?そんなことより、骨折。残念だね。』
「まぁ仕方ないよ。プレー中の出来事だし。」
『再来月の大会に間に合うといいね。』
「全治6週間って言われたし無茶しなきゃ大丈夫でしょ。」
『あんたは無茶しそうだから言ってんの!』
「なんだよ…。」
『一ノ瀬先輩を助けたときも、あんた気づいて下敷きになったんでしょ?』
「そうだけど…。」
『人のためなら自分を犠牲にして行動するあんただから心配してるの!』
「なんでそこまで…。」
『そ、そりゃ幼馴染だから心配するに決まってるでしょ!』
「そっか、ありがとな。和。」
そう言って俺は和の頭を優しく撫でた。
『ちょ、いきなりそういうことするな!』
「なに、照れてんの?」
『て、照れてない!』
「ふっ、そっか(笑)」
『笑うな!ほんとずるいんだから…(小声)』
「ん?なに?」
『な、なんでもない!』
そう言った和の頭をもう1回優しく撫でた俺。
「まぁでも、ほんとにありがとう。」
『…!?もう!だから…!』
『…/// バイバイ…!また明日…!』
そう言い残すと和は一目散に玄関の扉を開け家の中に入っていった。紅潮した顔を隠しながら。
実は俺は気づいている。
和がオレのことを好きってことに。
そして俺も和のことが好きだ。
幼馴染でありながらいつも俺を支えてくれてもらっているのに好きにならないわけないだろう。
一ノ瀬先輩とアルノには申し訳ないが、俺はこれからもずっと和のことが好きでいる。
「早く気持ち伝えないとな…。」
桜が咲き、その周りには写真を撮る卒業生で溢れている。そんな景色を空き教室の窓から眺めながら俺はひとり黄昏ていた。すると突然教室の扉を開ける音がした。
【あ、ここにいたんだ〜】
「一ノ瀬先輩…。」
【卒業おめでとうって言いたくて来たのにどこにも居なかったから探したんだよ?】
「はぁ、わざわざありがとうございます。」
【いいのいいの!のーまるくんと久しぶりに会えたし。】
「そういえば一ノ瀬先輩って東京の大学に進学したんじゃ?なんでここに?」
【今ちょうど春休みだから帰省してたの。】
「あ、そうだったんですね。」
【じゃあもう時間もあれだし行くねって言いたいところなんだけど、最後に一つだけいい?】
「なんですか?」
【のーまるくんのことが好きです。付き合ってください。】
「一ノ瀬先輩…。ごめんなさい。付き合えないです。」
【ふふっ。知ってたよ。】
「え?」
【私が気づいてないとでも思った?和ちゃんのこと大切にしなよ?】
「バレてましたか…。」
【はぁスッキリした!じゃあね!のーまるくん!またどこかで会おうね!】
「あ、一ノ瀬先輩!」
【ん?何?】
「俺、一ノ瀬先輩…美空さんと出会えて良かったです!」
【なによ、決心したのに…。また好きになっちゃうじゃん…。ずるいねのーまるくんは。】
「俺は和のことを幸せにするんで、一ノ瀬先輩は東京で素敵な人に出会ってくださいね!」
【ふふっ。うん、ありがとう!じゃあ行くね?】
「ありがとうございました!」
一ノ瀬先輩は少し涙を流しながら教室を後にした。
その数分後、今度は勢いよく扉が開かれた。
「アルノ…。」
〈…やっと見つけた。和呼んでくるから。どこにも行かないでよね。〉
「…アルノも気づいてたんだな。」
〈当たり前でしょ?バレバレだっつーの。じゃあ呼んでくるから。〉
「そっか。ありがとな。」
〈ちゃんと気持ち伝えるんだよ?〉
「おう。」
《ガラガラ…》
『あ、のーまる!こんなところにいた!』
「なんだよ…。」
『アルノが教えてくれなかったらずっと探す羽目になってたんだから!』
「悪かったよ。」
『卒業しちゃったね。』
「そうだな。」
『高校生活、楽しかったな。』
「なぁ、和。ちょっといいか?」
『いいけど、なに?』
「あのさ、俺、和に伝えたいことがある。」
「井上和さん。貴女のことが好きです。付き合ってください。」
『…遅いよ。』
「…え?」
『いつまで待たせてるのよ…。もう…。』
『私ものーまるのことが好き。よろしくお願いします。』
もう桜の周りの人だかりが無くなったとき、2つの影は重なり合った。これから先の人生は和と歩んでいく。そして、いずれ結婚式を挙げるのだが、それはまた次のお話で。
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あの、ここまで読んだ方はいるのでしょうか?
我ながらこの作品を共有するべきかとても悩んでいます。
妄想って怖いですね。もうこれ以上書けないです。
ちなみに夢の内容は怪我をしてから家に帰るところまでです。金川先生はもちろんのこと一ノ瀬先輩とアルノちゃんは夢に出てきてません。残念ですね。
まぁでもなぎはオレのことが好きなんで。
皆さんすみません。お許しください。
さて、今回はこの辺で。
あ、続きはもちろん書きません。
読んでいただきありがとうございました!
幼馴染でサッカー部のマネージャーしてる井上和ちゃんは絶対にオレのことが好き!!!
幼馴染じゃなくてサッカー部のマネージャーしてなくても井上和ちゃんはオレのことが好き!!!
オレも井上和ちゃんが好き!!!大好き!!!
おしまい。