カセットテープ
僕たちの世代は音楽の保存方法が、
カセットテープでした。
ラジカセが主な機械。
最近若い(現在32歳)人に聞くと、
「存在は知っているけど、使ったことは無い」ということ。
確かに・・・
CD-Rが出現した前後にほぼ絶滅していたように思います。
今から思えばですが、カセットテープに録音する機械、
カセットデッキもいろんなものが発売されていましたが、
会社ごとに微妙にピッチが違っていたのを
覚えている人はもう還暦近いでしょう。
気が付くといい音で録音できるとされていた
クロムテープ、メタルテープは生産中止、絶滅。
ヒスノイズを減らすドルビーもチップの生産をやめています。
同時代にいた自分たちからすると、
音が悪いのを無理くり使っていたという印象があり、
デジタル録音ができるようになって、
すぐそっちに乗り換えたという記憶があります。
今ではエモいということで若い人が興味を持っているらしいのですが、
この記憶が強烈で、お金を大量につぎ込まされたということもあって、
いい印象はありません。
ボイスレコーダーや、スマホで恐ろしく高音質・長時間で録音できるので、
いまさらカセットじゃなくても、と。
例えば80年代の高級カセットデッキ、パイオニアのCT-A1。
今聞くとどうなんだろうなと思うことあります。
昔聞かせてもらったときはおおおお!になりましたが、
タスカムのボイレコには全くかなわないんでしょうね。
カセットデッキを修理する動画もYoutubeでいっぱい上がっています。
そのひとつ。
ほとんどの場合、ゴムベルトが朽ちてます。
コンデンサーも劣化。ヘッドが摩耗。
つくるほうも何十年も使うつもりでは作っていないのでしょう。
針式のVUメーターはいいですね。