働き方改革への怒涛への流れはなぜ起こっているか

 今NHKのクロ現+で働き方改革への流れが加速しているというのやっているのですが、これは必然です。

 なぜなら、私たちが提供する商品がサービスに移行しているからです。

 少し前まではモノが売れる時代でした。なので、働きに働いていても、お金を使えました。高いモノを買えばいいのです。

 しかし、私たちの興味はモノから体験などに変わっています。体験は、私たち自身が時間を使わないとできません。私たち一人一人が働きずめでは、体験することはできません。他人に経験を売るためには、自分も経験を買う「時間」が必要になります。

 私たちが生産をして売るためには、私たちが消費のための時間を作らないといけない。

 日本中でその変えようのない事実に気づいた。それが現状なのです。

 経営者にしてみれば、自分の社員にはできるだけたくさん働いてもらいたいでしょうが、大企業ほどそれが通用しないことを思い知らさせています。

 2013年、政府が賃金あげろと働きかけた時、それに応じたのは、たとえばローソンでした。

 ローソンのお客さんは社員を含めまさに一般の人々。社員の賃上げをしないとお客さんの給料も上がりにくいだろうという思いがあったのでしょう。

 自動車産業にしても、昔みたいにステータスで車を買う人は減っています。使わないならいらないという人が増える中、つまり働く人々に「車に乗る時間」がないなら車は売れなくなります。となればまずは自社から車に乗れるくらいの時間を持てるような働き方をしてもらわなければならないでしょう。

 ちなみに、輸出産業からサービス産業に変わったからと考える人もいるかもしれません。しかし日本の輸出依存度は昔から割と低いです。そちらの要因は小さめだと思います。

 人々の中にはもっと働きたいと思う人がいるかもしれません。

 ならば、

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