コーティング弦
ベース弦は、ギター弦と比べて高価だし、演奏中に切れることはほぼ無いので、同じ弦を長い期間快適に使えたらといつも思っていました。
それに、このご時世、スタジオに入る機会が減っている中で、小まめに弦を張り替えるのも勿体ないと思ったので、コーティング弦を使ってみました。
コーティング弦とは
島村楽器の記事によると
コーティング弦とはその名の通り弦に特殊コーティングを施した弦です。
通常の弦の寿命が一般的に約1ヶ月といわれていますがコーティング(防錆加工)をしていることにより錆びにくく寿命は約4~5ヶ月と長持ちするようになっています!
上にも書いてあるとおり、弦の寿命が長いことが、コーティング弦の一番のメリットです。
逆にデメリットもあるようです。
コーティングすることによって、弦を巻いたときの凹凸が浅くなるので、若干ブライト感が失われてしまうことがあるようです。
メーカーによって、コーティングの方式が違うので、一概に言えないでしょうが、音抜けなどに影響がでると思いますので、気にしておいた方が良さそうです。
あと、ネットのレビューで良く見かけますが、弦アースが取れなくなることがあるようです。
とりあえず、使ってみた
コーティング弦は、普通の弦と比べて値段が高いので、その中でもリーズナブルなものをチョイスしました。
CLEARTONE ( クリアートーン ) / 6440
見た目は、普通の弦と違いは分かりません、、、
張ってみましたが、違いは感じられません、、、
コーティングされているので、効果あるか分からないけど、少しでも長持ちするように塗りました。
弾いてみた
手触りは、普通の弦と変わらないです。
弦アースもちゃんと取れていました。
音は高域がしっかり出ていて、音抜けの心配もないと思います。
ただ、少し気になったのが、少し大人しいというか、余分なものがきれいに取り除かれているというか、、、少し優等生過ぎる感じがしました。
でも、このハリがある音が、長く続くと思うと、かなり嬉しいです。
まとめ
コーティング弦を使う一番の理由は、やはり同じ弦を長く使える事にあると思います。ちょうど今のように、弦を張り替えるタイミングが無いときはとても重宝します。
逆に、コロナが落ち着いてきて、定期的にスタジオに入れたり、ライブが出来るようになると、そのタイミングで弦を交換するので、コーティング弦だと値段が高い分、逆に割高になってしまいます。
状況をみて、うまく使い分けしていけば、質を落とさずにコストを抑えることができそうなので、とてもありがたいと思いました。