洗脳
わかったようなふりをして、わかったような気になって、わかったような言葉使いで人をあやつり洗脳し、気がつけば本当にとりかえしのつかない事をしてしまった「有謬の者」ども。
木に成る果実をもいだ瞬間、その罪は始まっていたのかもしれないけれど、それでも何とか立ち直ろうと試みてもいたはず。
一歩すすんで二歩さがっていたのかもしれない。
翻って己を見れば、もいちど人生をやり直したいか。そう問えば、否。
むしろ現生において一度リハーサルをしたかった。
一度ならず二度も三度も。
此処ではない何処かで。事前に生きる練習をしたかった。
しかし、今がそのリハーサルなんだよ、と云われたらどう返したらよいのか。
いやいやだって、次のステージでは今の意識がもう失われているじゃん。
意味ないじゃん。
いいえそれは言い訳です。
とても苦しい言い訳にしか聞こえません。
だからあなた方はだめなのよ。
そう返されそう。
だったらそんなだめな人間を作っちまったあんたはどうなのよ。
あんたこそ腕の悪い職人めいて寒いわ。
免罪符を四方のポケットからまさぐって探しては見るものの、どこにも見あたらず、やがてのことに伝家の宝刀。
いつもの最終兵器で脳天を打ってきて終わり。
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