紙面の寺報を映像化してみた|2
「寺務-じむ-(お寺の事務)アレコレ」(1)
西法寺では毎月、紙面の寺報(じほう)を発行しています☺️
メイン内容は、私の父である住職執筆の短編法話、
『 世 間 解 』(せけんげ)
(2024年12月で「第442号」を迎えました!その歴史35年以上)
この『世間解(せけんげ)』を、映像化してお届けするまでのお話を👏
(今回は「第二話」です☺予告と少し見出しが変わっています)
寺報の音声版をつくりたい!
寺報をお配りした際に、とある方がこう仰いました。
「きっと ええこと書いてはるんやろけど、どうしても仏教の話は難しいっちゅう先入観があるからなぁ…..」
直接、言葉にはなりませんでしたが、恐らくそのあとには、
(読むのはちょっとしんどいかも…..)
そんな声が聞こえてくるようでした。
大切なご法語をお伝えする、大事なご縁。
何とも もどかしい 気持ちになりました。
「文字を大きくしたり、紙面レイアウトの工夫はできるけど、それではこのモヤモヤの根本的な解決にはならないなぁ」
そこで、ふと思ったのです☺
いっそのこと「映像化」しちゃおう
2021年、いわゆる 「コロナ禍」真っ只中の頃、
世間ではWEB会議やYouTube配信がより一般化していました。
お寺の世界でも、同じようにそうした取り組みが浸透。
問題は、
「やるか、やらないか」
実は私、
「石橋を叩いても渡らない男」
と言われるくらい、慎重に慎重を重ねる性格。
(ちなみに座右の銘は『和而不同』(和して同ぜず))
ですが、『寺報の伝え方を何とかせねば!』という喫緊の課題がきっかけとなり、とりあえずやってみることに。
【Podcast(ポッドキャスト)】や【Voicy(ボイシ―)】など、「音声」を専門に扱うコンテンツはあるけれど、どうせやるなら
いっそのこと「寺報を映像化」してしまおう!
ということで、まず西法寺の公式YouTubeチャンネルを立ち上げました☺
(元々、映像編集に興味はありましたが、配信に関するノウハウは0からのスタート。YouTubeチャンネルの運営についても、またどこかで書こうと思います)
音声のみではなく、映像コンテンツとして制作することで、
・「寺報を聴く」という新鮮なアプローチ
・「ご法語」を文字としてもお伝えする
この両方をクリアできる。そうすれば、「寺報『世間解(せけんげ)』(短編法話)によりふれやすくなってもらえるだろう」と考えました。
いざ撮影へ
まずは、撮影📷。
西法寺本堂で、実際に住職が朗読しているシーンを撮ろう
ということで、構成開始。できるだけ初期投資を少なくするために、手持ちの機材をフル活用しました。
撮影カメラは一眼レフ、音声はiPhone。
(もっと効率の良い方法もあったかと思いますが、とりあえずはコレで)
映像・音声、それぞれの素材が揃ったら、次はいよいよ編集作業へ…..💻
「どんな感じにしようかなぁ」
ワクワクした気持ちの中、映像編集ソフトでの作業がはじまるのでありました………
《つづく》