紙面の寺報を映像化してみた｜3（最終回）
「寺務－じむ－（お寺の事務）アレコレ」（１）
西法寺では毎月、紙面の寺報（じほう）を発行しています☺️
メイン内容は、私の父である住職執筆の短編法話、
『 世 間 解 』（せけんげ）
（2024年12月で「第442号」を迎えました!その歴史35年以上）
この『世間解（せけんげ）』を、映像化してお届けするまでのお話を👏
（今回は「第三話」（最終回）です☺）
西法寺本堂に簡易スタジオ??を設け、住職が原本（紙面版）を朗読する形で、初回の撮影は無事終了。
その後はいよいよ、一眼レフで撮影した映像と別撮りした音源を組み合わせる編集作業の段階へ移っていきます👏
以前から趣味で用いていた動画編集ソフト「Filmore」の登場です。
動画編集ソフト「Filmore」の活用
元々、動画編集をする際には、学生時代は『Windows ムービーメーカー』（懐かしい…）をフル活用していました。
（主にゼミ活動や、趣味で思い出スライドショーを作ったり）
ところが、2017年頃にサポートが終了(*_*)。
「何か 素人でも気軽にさわれる ほど良～い動画編集ソフトないかなぁ」
いろいろとリサーチした結果、
・専門の機関で動画編集の知識を学んでいなくてもできる
・かつ、それでいて「私、編集しているぞ!」的な気分も味わえる←ココ大事☺
・一度購入すれば、ソフトのアップデートが順次可能
以上のような点から出会ったのが、「Filmore」。
パッと見だと何だか複雑そうに見えますが、割と直感的に操作できるので、私にはフィットしました☺
基本的な手順は「3ステップ」。
１｜素材（記録メディア（映像・音声））を取り込む〔メディア〕
２｜メディアをタイムラインに挿入する
３｜テキスト（〔タイトル〕）をタイムラインに挿入する
タイムライン上に、少しずつこうした素材を揃えながら、
◆映像と音声の間を調整
◆字幕の間を調整
◆〔エフェクト〕・〔フィルター〕・〔トランジション〕でより工夫を凝らす
などなど、作業としては細かいことが続きます（個人的には向いている）が、シンプルに つくるたのしみ があります☺
見やすさと正しさ
きっかけとなったあの言葉
『寺報を映像化する』
そもそもここに至るきっかけは、とある方のこんな言葉でした。
「きっと ええこと書いてはるんやろけど、どうしても仏教の話は難しいっちゅう先入観があるからなぁ…..」
この声に応えるべく、映像・音声という新たなアプローチを用いることによって、
『大切な仏さまのお話に、より触れていただきやすくする』
そんな目的で始めたこの取り組み。
映像（音声）と文字をセットで
動画として見やすくすることはもちろん、そこにはやはり
「正しさ」が備わっていることが肝要です。
そこで大事にしているのが、
《 全編字幕付き 》
短編法話を「音声として聴ける」点が、紙面の寺報にはない特徴ですが、
さらに字幕を付けることによって、
【読む】・【聴く】が同時にできる
これでより「正しく」、大切な仏さまの教えのお言葉（仏語）お伝えすることができるようにしました☺
普段あまり聞き慣れない仏教のお言葉は、音で聴いただけでは〔スグに文字に変換しにくい〕という特徴があります。全編字幕つきにすることで、その懸念点をクリアすることができます☺
記念すべき第１話
緊張の「アップロード」
「Filmore」での編集作業を終えたら、そのデータを「ビデオ化」します。
「エクスポート」→「ビデオを作成」で簡単に☺
次は、そのビデオ化したデータを「西法寺のYouTubeチャンネルへアップロード」。（ここからドキドキの連続）
はじめて〔アップロード〕の作業をした際には、「これって、いきなり公開されたりせ～へんよな….？」とひとりでソワソワしていました(;´･ω･)
※実際は、あとから設定できるので安心です♪
１クリックずつ、妙な緊張感。
（YouTubeへの動画投稿についても、また改めて詳しく書きたいなと）
アップロード時に、動画の「公開」・「限定公開」・「非公開」の選択肢があるので、一旦「非公開」を選びます。
動画タイトルや内容概要の準備が整ったら、いよいよ「公開」へ。
これにて無事、動画の公開が完了です☺
タイトルは「観る世間解」
「寺報を映像化する!」
そんな目的で始めたこの取り組み。
コンテンツ名は、シンプルに「観る」ということばを添えました☺
もしよければ、一度覗いてみてください☺
完 紙面の寺報を映像化してみた