
連載バイク小説をアマゾンから出版!「響(ひびき)の赤いバイク -三味線とマフラーが奏でる鋼鉄の歌-」
みなさん、こんにちは。
いつも私の連載小説を読んでいただき、またブログもご覧いただき、ありがとうございます。
今回、新たに連載を基にした小説を創作しました。
内容に少し変更を加えていますが、ぜひお手に取っていただけると嬉しいです。
この小説は、アマゾン・キンドルアンリミットで無料でお楽しみいただけます。
作品の紹介
潮風の香る湘南の町で、小さな工房「響技研 音馬屋」を営む父が、ある雨の夜、謎の事故で命を落とした。
整備士の娘であり、母譲りの音の感覚を持つ響(ひびき)は、工房の再開を決意するが、父の遺した最新の設計図が忽然と姿を消していた。
父の形見である赤いバイクと向き合う中、かつて父のライバルだった風林虎が現れ、「お前の父の研究は未完だった」と告げる。
その研究とは、カワサキZ400FXバイクエンジンと伝統楽器・三味線の「共鳴」による、まったく新しい技術——魂の響きを生むエンジンの開発だった。
音響理論を学ぶ青年・健太、幼なじみで整備士の勇太と共に、響は父の遺志を継ぎ、バイクを調整しながら、技術と音楽の融合を目指す。
しかし、彼女たちの前には、かつての父の研究を利用しようとする謎の組織「S研」が立ちはだかる。
祖父は人間国宝候補だった過去を持ち、母もまた音響研究の博士号を持っていた。
両親の死の謎、祖父の封印した技術、そして失われた設計図。全ての謎は、ある雨の夜の事故へと繋がっていく。
湘南ミートでの対決、鈴鹿での決勝、そして世界への挑戦。
響たちは、新たなマフラーの開発に挑む。
それは単なる部品開発ではなく、技術と魂の共鳴を探る壮大な実験でもあった。
伝統と革新、技術と音楽、そして魂の共鳴。すべてが交差する時、新たな伝説が始まる——。