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マイ・シャローナ!(THE KNACK)

最高にイカした一発屋!

芸能界、特に芸人の世界にはいわゆる「一発屋」と呼ばれる人たちがたくさんいますが、このTHE KNACKもいわゆる一発屋と言えるかもしれません。

髪型や衣装、その音楽性も初期のビートルズに似せ「第二のビートルズ」の謳い文句でアメリカからデビューした彼ら、デビュー曲となった「マイ・シャローナ」は世界的に大ヒットしビルボードで5週連続一位、その年の年間一位になるなど十分に期待を背負ったバンドでした。

しかし、その後は全くヒット曲に恵まれず、たった3年間の活動後、1982年に一時解散。しかし1998年、ドラムにテリー・ボジオを迎え再始動。ツアーを行うなど精力的に活動していましたが、ヴォーカルのダグ・フィーガーの死に伴い解散しました。

そこで改めてこのデビューアルバムを聴いてみました。

1 Let Me Out
2 Your Number Or Your Name
3 Oh Tara
4 (She's So) Selfish
5 Maybe Tonight
6 Good Girls Don't
7 My Sharona
8 Heartbeat
9 Siamese Twins (The Monkey And Me)
10 Lucinda
11 That's What The Little Girls Do
12 Frustrated

ビートルズのデビューアルバムの一曲目が 「I Saw Her Standing Thre」 だったのに対し。この 『GET THE KNACK』 の一曲目も何となく雰囲気似てるなーというのが私の感想です。特に「ワン、ツー、スリー、フォー!」とカウントが入るところまで一緒。

全体的にノリの軽いロックンロールナンバーで、チープ・トリックぽくもあり、ビートルズのデビュー盤 『Please Please Me』 と比べて曲も負けてないと思うし、演奏力も高いしで 『Please Please Me』 と遜色ないんじゃなかろうか、という気がしてきました。負けてる部分はヴォーカルかな。ジョン・レノンのような独特の魅力にはやはり勝てない。

そして、ビートルズのデビューアルバムは、半分近くが他人が作詞作曲した曲が入っているのに対し、ナックは全曲自分たちで作った楽曲。しかもなかなかのクオリティです。こうなったら、どうして一枚で終わったのか納得がいきません。

きっと、「第二のビートルズ」というキャッチフレーズが気に入らなかった英国サイドから、何らかの圧力があったのでは?なんて勘ぐってしまいます(冗談です)。

そういうことで、もう一度この歴史的名盤を聴いてみませんか? マイ・シャローナはやはり名曲だなー。ギターソロもカッコイイし。


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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