Michael Schenker を語ってみる
MSG以外でのマイケルは?
僕は中学一年生の時に洋楽と出会い、どんどんのめり込んでいきました。
しかし中学生の悲しさ、年に何枚も何枚もアルバムが買える身分ではありません。エアチェックするしか方法はありませんでした。
エアチェックがわからない人🙋
いませんよね。
そしてやってきました80年代。僕は高校生になり、すっかりハードロック・ファンになった僕は、当時は Rainbow を聴きまくり、リッチー御大を心の師匠としてギターの練習に明け暮れていたものです。
そして「ヤング・ギター」という雑誌で知ったマイケル・シェンカー。記事を読むうちにこの『The Michael Schenker Group』というアルバムを買うに至りました。
こうして。一気にマイケル・シェンカーのファンになってしまった私は『神』に収録された 「Into the Arena」 なんていうインストルメンタル長大曲を一人コピーして悦に入ったりしていました。
ファンになると、当然その人の他のアルバムも聴きたくなってくるわけで、UFO、とか SCORPIONSも聴いてみたいという欲求には逆らえず、しかしそこは高校生の悲しさ、月に何枚もアルバムが買えるわけではないので、厳選に厳選を重ねて買ったのが、UFOの『Strangers In The Night』(1972年)というライブ盤と、何を間違えたのか、SCORPIONSの 『Black Out』(1982年)。
そうです、『Black Out』には当然Michaelが参加しているわけではないのに、当時発表されたばかりのSCORPIONSの新譜で、割と売れていたから、という理由から買ったにすぎません。
高校生の頃って、いかに最新のアルバムを持っているかという所で友人に対する優越感が持てるってことなかったですか? まさにこれ。
UFOのライブ盤は良いですね。Michaelのギターがたっぷりと満喫できます。
特に一番カッコいいと思うのが 「Lights Out」。他の曲は、ギターソロもレコード通りに弾いているんですが、この曲だけはアドリブの要素が多く、コピーしにくかった。
一方のSCORPIONSですが、2曲目の 「Can’t Live Without You」が、当時組んでいたバンドで採用され、それはそれで嬉しかったもんです。ただ、私はサイドギターを担当したんですが、できればリードを弾きたかったです。
あとで知ったことなんですが、SCORPIONSにMichaelが加入しているのは、デビューアルバム 『Lonesome Crow』(1972年)と、『Lovedrive 』(1979年)だけだったとは思ってもみませんでした。
ちなみに『Black Out』もとても良い作品ですよ。SCORPIONSの中では一番売れたんじゃなかったかな。クラウス・マイネの圧巻のヴォーカルはやっぱりうまいね。
Michael Schenkerの魅力はやはりメロディアスなギターソロに尽きると思います。
奏法自体はペンタトニックを駆使しているんですけど、あまり手癖もなく、オリジナリティに満ち溢れています。
ただ、本当に日本嫌いなのかなぁ? 来日公演の本番中に途中で演奏をやめて勝手に帰国したという事が2回あり、もう1回は二日酔いがひどくて演奏できる状態じゃなくて、途中でやめたという事もありました。そんなとこから、マイケルは日本では演奏したくない、日本嫌いという噂が流れました。
最後にもう一つ。ジャズギター教室に通っている知り合いが、先生から「マイケル・シェンカーを聴きなさい」とアドバイスされたそうです。
ジャズの要素は見いだせないけど、メロディアスっていう部分で推薦されたのかな?
それとも今のMichaelはジャズ弾いてるんですか?
今日も最後までお読みくださり、ありがとうございました。