都電貸切列車イベントの"辛口"振り返り
全力で遊ぶ大人のコミュニティ「溝口駅長イベント倶楽部」です。
今日は少し趣向を変えて、先日の都電貸切列車イベントの"ダメ出し"をしてみたいと思います。
これまで素晴らしい面ばかりを強調してきましたが、身内びいきと言われかねないので(笑)。少し辛口で話します。
俯瞰的視点からの3つの課題
今回、私は実行委員として運営に直接携わるのではなく、離れた立場から全体を見守る役割でした。なので、個別の問題点については言える立場にないので、ここでは触れません。
全体を通して私が感じたことを率直に挙げてみたいと思います。
1. 意思決定・意思疎通の曖昧さ
実行委員会では定期的にオンライン会議を行い、真剣な議論を重ねていました。しかし、時として意思決定や意思疎通が曖昧なままことが進んでしまうケースが見受けられました。
例えば、気の利くメンバーが先回りして準備を進めてくれることは、それ自体はありがたいことです。しかしながら、チーム全体での合意形成がないまま進められると、別の問題を引き起こす可能性もありました。
その問題に気づいて、途中からタスクチェックシートや香盤表(段取りリスト)を作成して対応したのは、良いリカバリーだったと評価しています。
2. 内容の詰め込みすぎ
当初は貸切列車だけの予定でしたが、車内で飲食ができないことから懇親会が追加され、さらに午前中の時間を活用した都電すごろくも加わりました。
結果として3部構成の大規模イベントとなりました。
これは、遠方からの参加者も多いことから、できるだけ楽しんでもらいたいというホスピタリティによるものです。
とはいえ、欲張りすぎた感は否めません。
3. 完璧主義による余裕のなさ
内容が盛りだくさんになった結果、タイムスケジュールや役割分担が非常にタイトになってしまいました。
一部のメンバーはかなり切羽詰まった感じで、悲壮感すらありました。
今回は素晴らしいチームワークで乗り切れましたが、どこかで予定が崩れた場合のリスクは大きかったかもしれません。もう少し余白を持たせた設計があっても良かったと感じています。
予想を超えた成功
ただし、これらの指摘は重箱の隅をつつくようなものです。実行委員の皆さん、どうぞ気を悪くしないでくださいね。
むしろ驚くべきは、初めての大規模イベントでこれほどまでの完成度を実現できたことです。通常なら2回、3回と経験を重ねてやっと到達できるレベルを、初回で達成してしまったのですから。
素人の集まりとは思えない、まさにプロフェッショナルな仕事ぶりを見せていただき、実行委員の皆さんには本当に感謝しています。
今回の経験で得られた教訓は、必ず今後のイベント運営に活かしていきたいと思います。
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