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溝口駅長の鉄道ファン遍歴
鉄道ファン濃度は濃い?薄い?
今回は、溝口駅長がどうして鉄道好きな人間になったのか、その片鱗をお見せしようと思います。生い立ち的な話です。
あなたは鉄道ファンですか? 鉄道マニアですか?
「いや別に、そこまでファンじゃないけれど、普通に鉄道が好きです」という人もいることでしょう。
人それぞれに、好きの度合いの濃淡があると思います。グラデーションのように、淡い人もいれば、めちゃめちゃ濃い人もいる、という意味です。
かくいう溝口駅長は、ドロドロに濃い鉄道ファンではないと思っています。もちろん、濃いほうではあるんですが、ドロドロではない。
なんでそう思うのか、私の鉄道ファン遍歴を子どものころから振り返ってみます。
お絵かきは新幹線オンリーだった幼少期
私が小さかったころ。男の子が必ず通る道と言われますが、御多分にもれず電車大好き少年でした。
プラレールを買ってもらって、家で走らせたりして、電車ばかり追いかけて喜んでました。
幼稚園の頃、お絵かきすると決まって新幹線を描いてました。団子っ鼻の0系ひかり号です。もう、寝ても覚めても新幹線。
思い返してみると、本当に新幹線だけでしたね。蒸気機関車とか他の電車とかはあんまり記憶になくって。きっと新幹線しか知らなかったんですね。
子どものころはあんまり電車に乗せてもらえなくて。それなのになぜか電車に興味があったという。不思議なんですけれども。
路線図を模写する変わった子
ウチはどこに行くにも車で、電車に乗せてもらえなかったんです。子どもがこんなに電車好きなのに。だからたまに電車に乗せてもらうとメチャメチャうれしかったですね。
小学校に入ってからは駅に掲示されている路線図に興味を持って、手書きで模写してました。ちょっと変わった子でしたね。
でも好きだから、飽きずに一生懸命描いてました。
時刻表とか鉄道の本とかはあんまり持ってなくて。それなのになんで鉄道好きだったのか、いま考えてみると自分でも不思議ですね。
あこがれの鉄道模型を手に入れるが、続かず
小学3年か4年になった時に、鉄道模型が流行りだして。百貨店とか大きなお店に鉄道模型が並んでいるのを見て、欲しくなりました。
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でも、鉄道模型って高価なんですよ。
初心者向けの基本セットが、当時(1980年ころ)の値段で1万2千円ぐらいだったかな。
線路と車両と、パワーパックっていう模型を動かすユニットがセットになっていて。それで1万2千円。子どものオモチャに払える値段ではありません。
親に1年ぐらいおねだりして、ついに買ってもらえました。ものすごく嬉しかったですね。
でも所詮、子どもの財力で続けられるもんじゃないんです。買ってもらったのはいいけれど、続かなくて。
自分のお小遣いを貯めて、いくつか新しい車両を買ったり線路を増やしたりしたんですが、小学校を卒業するころにはもう遊ばなくなりましたね。
やりたかったんだけど、できないっていう。泣く泣くあきらめた感じでした。
鉄道趣味が消えた中学・高校時代
その頃に、鉄道趣味から離れました。
中学、高校と、まったく鉄道に縁の無い生活。鉄道の雑誌なども見ないし、自分の趣味から完全に消えてました。
で、いつ復活したのか。
私が通っていた高校には鉄道研究部があったんですが、当時の私は興味なかったので入ってなかったんですね。
ですけど、鉄研に入っている友人がいて、「今度、青春18きっぷを使って旅行に行く」みたいな話をしてて。
青春18きっぷ? なにそれ!?
「青春18きっぷ? なにそれ!?」って聞いたら、「日本全国の国鉄の普通列車に乗れるんだよ」って。そんなスゴイきっぷがあるのかと、衝撃を受けました。
といっても、当時の値段で11,500円ぐらい。大人には安いですが、高校生のお小遣いで買うには高くて、すぐには手が出なかった。
高校を卒業した春にようやく、卒業旅行ではないですが、青春18きっぷというものを初めて買ってひとり旅をしました。
これが私の乗り鉄のはじまりですね。
それまでは家族旅行や修学旅行に行くくらいで、自分の意思でどこかへ行くなんていう旅行はしたことがありませんでした。高校生とかの分際で、自由に旅行なんてできないと思い込んでたんです。
でも、青春18きっぷを使えばいろんなところへ出かけられるじゃないか!ということに気付いて。
そこからですね。
最初は鉄道が好きだからというより、安くいろんなところに行くために青春18きっぷを使ってました。
我慢してきた反動でJR全線乗りつぶしへ突き進む
高校卒業したあと、専門学校に入学して、新卒で就職しました。
プライベートではずっと青春18きっぷを使い続けて、いつのまにか、JR全線乗りつぶしを志すところまで行っちゃいました(2004年にJR完乗達成)。
淡い鉄道ファンだった割に、大人になってから濃いテッチャンになったという。ちょっと変わった鉄道ファン遍歴です。
乗りテツ旅行会に参加している鉄道ファンの方のお話を伺うと、子どもの頃から一途に鉄道が好きで、ブレることなく鉄道ファンの道を歩んできた人が多いです。
そういう方々と比べると、私なんてヒヨコだなと思っちゃいます。
十人十色、鉄道趣味をはじめたきっかけ
逆に、最近になって鉄道を楽しみ始めたという中高年の方もいらっしゃいます。
例えば、子どもが大きくなって手が離れたから、空いた時間で鉄道旅行するようになったという人や、定年退職で余裕ができたから、鉄道趣味を再開したという人もいます。
いまはまだ淡い鉄道ファンですが、これから濃いテッチャンになっていくことでしょう。
鉄道趣味は裾野が広いです。子供からお年寄りまで、誰でも楽しめる趣味だと思います。
お子さん、お孫さんと一緒に電車に乗りに行ったり、鉄道模型を走らせたりできますし、一生つづけられる趣味なのがいいなぁと思っております。
おせっかいではじめた鉄道サークル
なかには、鉄道趣味に興味があるけれど、一人でどうやったらいいのかわからない、一緒に楽しむ仲間が欲しいという人もいます。
そういう方に、少しでもお役に立てればということで、乗りテツ旅行会と鉄道模型で遊ぼう会というサークルを立ち上げました。
溝口駅長の勝手なおせっかいですが、鉄道趣味の充実に貢献できればうれしいです。
皆さんの鉄道ファン歴はどんな感じですか。もしよかったらコメントしてくださいね。
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