大学生の息子たちへ伝えたいこと 問題は自然消滅しない編
昨日、推しの映画を2本立てで観て、夜9時頃に上機嫌で帰宅したら、上の子から相談を持ちかけられました。
暗い声で珍しくしょんぼりしているので、「どしたん」と先を促すと、
「ワンデーのコンタクトが目にはりついて、取れない。どうしたらいい?」とすがられました。
私は高校生の頃から50歳の誕生日まで、35年コンタクトレンズを使っていました。
ハード、ソフト、ワンデーとすべて制覇しています。
ハードが目の奥の方に入り込んだ時も、ソフトやワンデーがはりついた時も、なかなかワイルドな手段で独力で乗り切ってきました。
「ふーん。つけたまま、寝た?」と私が訊けば、
「うん、1時間くらい昼寝して起きたらはりついてた」と暗ーく答えます。
1時間くらいの昼寝で?かなりドライアイやなーと思いつつ、
「目薬さしたら、角膜とレンズの間に水分はいるから、取れるようになるんちゃう」と伝えて、目薬を渡しました。
ところが、目薬をさしても、はりつきが取れず、上の子、夜間救急診療所に行ってくるといいます。
「眼科はやってないかもよ。行く前に電話して、訊いてみ」と促しました。
問い合わせたら、案の定、「眼科はないので、対応できません」という答え。
彼は、「朝イチ、コンタクトレンズのショップに行って、取ってもらう」と、決めました。
私なら、目をあけてざばざば顔を洗って、目を潤してレンズを取りますが、荒行を勧めて何かあっても嫌なので、「ショップの人はプロやから、大丈夫だよ」と慰めました。
今日、上の子は、コンタクトレンズショップで無事にレンズをはずしてもらい、眼科の先生のお墨付きをもらって、晴れ晴れした顔で帰宅しました。
「俺、コンタクトレンズつけるの、やめるわ。ピンセットでレンズ取られるの、めちゃめちゃ怖かった」と、告白してくれました。
「ところで、コンタクトレンズのはりつきが分かったのは、昨日の何時頃なん」と改めて訊くと、
「昼寝から起きて、夕方の6時くらい」と彼が答えました。
「目に異常を感じたのなら、私を待たず、即行動しないと。
その時間なら、眼科もコンタクトレンズショップも開いてたよ?
ググったら、目薬さすとか載ってるだろうし。私が帰るまで何してたん?」
「…ゲーム」
「失明した時、あの時即行動していれば…って後悔しないように、その時できることをサクサクしよう。
問題は、放置しても勝手に解決しないからね」
と、私は久々に説教しました。
いつまでも、あなたのそばに親はいないのですよー。