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最好映画。 162 「ブラック・クランズマン」 2018年。
アカデミー賞脚色賞受賞!スパイク・リーが帰ってきた!という惹句で、観ました!もう面白い!!「ドゥ・ザ・ライト・シング」以降、どちらかというと落ち着いた映画が続いてしまって、もうキレた映画は観れないんだな、と諦めてたんですが!KKKに潜入捜査する白人と黒人の警察官。実話をベースに1970年代に実際に起きた事件を描くんですが、スパイク・リーだから普通には始まりません。冒頭にしか出てこないアレック・ボールドウィンの人種偏見宣言。そこまで役者に言わせるのかというくらい、白人至上主義を語り、物語は始まります。捜査の道程のど真ん中。ケン・ガリート演じる刑事部長が語る、デービッド・デュークが大統領になるなんてありえない、という話が完全にトランプ政権批判になっていて、観ている方はキタキタキター!クール!って思うわけですよ。往年のスパイクファンとしてはホントに痛快。「シーズ・ガッタ・ハヴ・イット」も「ドゥ・ザ・ライト・シング」も「マルコムX」を観なくても、楽しめるはず。ラストの締め方は観ていただくとして、サウンドトラックの豪華さとフィルム撮影で再現された1970年が堪能できる2時間、楽しんでしまいましたし、考えさせられました。撮影のチェイス・アーヴィンはCM系の人で、Amazonでスパイク・リーがやっていたドキュメンタリーで組んでました。編集のバリー・アレクサンダー・ブラウンは「ドゥ・ザ・ライト・シング」から、音楽のテレンス・ブランチャードは「ジャングル・フィーバー」からのスパイク組。還暦を超えてもキレた映画を作ってくれてありがとう!スパイク・リー!!すでにかかっている劇場が少なくて、探してくれた相方に感謝!探してでも観て欲しい作品です。是非!
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