最好映画。 113 「フェリスはある朝突然に」 1986年。
ジョン・ヒューズ監督による、ジョン・ヒューズ青春映画の最高峰。「ブレックファスト・クラブ」「プリティ・イン・ピンク」「恋しくて」と続く高校生青春映画のど真ん中で、一番ハチャメチャなお話。学校の人気者が主人公という、他の映画たちにはない王道感が楽しいです。これ以上休むと卒業が危ないすれすれの1日を楽しく過ごすフェリス・ビューラーと仲間たち。追いかける校長のチェイスが最高です。シカゴが舞台で、観光名所を巡るあたりもお茶目でした。一番盛り上がるのは街中のパレードに飛び入りして「ツイスト・アンド・シャウト」を歌いまくり踊りまくるシーン。なんですけど、個人的には高層ビルの展望階で手すりに乗っかって、順番におでこをぶつけて街を見下ろすところが好きです。あの手この手でフツーの生活を楽しむフェリスの楽しみ方が今観ても楽しくて。フェリス演じるマシュー・ブロデリックはこのころ本当にいっぱい出てましたね。アラン・ラック、ジェニファー・グレイ、チャーリー・シーンも出てます。校長役のジェフリー・ジョーンズが最高にノリノリでカワイイです。撮影はタク・フジモト「羊たちの沈黙」「シックス・センス」。スカッと抜けたアメリカ!というルックが素敵。あーこんなことしたいな!という見本のような映画。青春映画コーナーに絶対あります。
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のんびりしてます。