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最好映画。 068 「カンバセーション...盗聴...」 1974年。
フランシス・フォード・コッポラ監督による、盗聴技術者の技と悲哀のお話。映画の冒頭で行われている盗聴の、わずかな会話に殺人の証拠が隠されていてこのテープの存在によって脅迫や疑念に襲われる主人公ハリー。ジーン・ハックマンが演じています。延々6mmを廻したりミックスしたりしながら音が浮かび上がってゆく、冒頭の20分が動きがないのに、スリリングで最高です。撮影はビル・バトラー。「ジョーズ」「カプリコン1」に代表される乾いたイメージ。音楽はデヴィッド・シャイア。主演のジーン・ハックマンは「フレンチ・コネクション」と180度違う感じに驚き。兎にも角にも編集と音響が凄すぎる。編集のウォルター・マーチは、ジョージ・ルーカスの「THX1138」「アメリカン・グラフィティ」の編集と音響設計をやっている人です。彼の細かい編集が遺憾なく発揮された作品だと思います。カンヌ映画祭のコーナーがあれば、必ずあると思います。
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