最好映画。 183 「ピンポン」 2002年。

松本大洋原作・曽利文彦監督・窪塚洋介・ARATA主演で発表された時にはええええ？って思ったんですよね。ビックコミックスピリッツに連載されたいた時に読んでいて、マンガの世界だよなーいずれアニメになるのかな？と思っていたら、実写映画の製作発表。オープニングの街が全部CGだとか、卓球の玉がCGですごいとか、観客がCGだとか、技術の前評判ばかりで、全く内容の評価が聞こえてこなかったんで、観に行きました。これが！滅法面白い。かなり興奮して劇場を出ました。30歳超えた大人が高校生を演じるのは、今でこそ普通にあるんですけど、当時は珍しかったんです。ともかく役者陣が素晴らしい。「池袋ウェストゲートパーク」でキングを演じていた窪塚洋介のペコは想像通りの面白さ。是枝裕和監督の映画に出演していたARATAのスマイルが、全然想像がつかなくて。でも実は一番絶妙にマンガのスマイルのイメージを保ってて。素晴らしすぎました。大倉孝二のアクマが出てきたあたりから、加速しまくり。サム・リーがサーブするあたりからはもう観てる方もノリノリです。トドメは中村獅童演じる風間！この映画は絶対に面白い！と確信しました。「笑止！」ですよ！ペコが再生するあたりから、スーパーカーの音に乗って最後までひた走り。ああ、こんな映画できる時代になったんだ！と思いましたもん。今の目で観て思うことはあるんでしょうけど、20年前の映画ですよ。スゴイと思います。Netflixで湯浅正明監督のアニメシリーズ「ピンポン」を観ていたら無性に観たくなって、iTunesで買いました笑。どっちも面白い！

Pinpon (2002) - IMDb