最好映画。 066 「ハイランダー 悪魔の戦士」 1986年。
ラッセル・マルケイ監督作品。1986年当時のスタイリッシュ(w)なMV監督で、注目の2本目、かなり良く覚えている映画です。首を切り落とされない限り死なない一族が、世界の覇権を懸けて1000年以上も戦っていて、その最後の戦いの火ぶたが切って落とされた!というお話。ヒーロー映画にあるまじき悲しさが全開の不思議な映画です。主人公、コナー・マクラウドが愛した人が年をとってゆき、先に亡くなってしまう。その悲しみを二度も三度も描いていて、永遠に生きることが十分にツラいことがわかった上で迎える最終決戦。その悲しいこと悲しいこと。 コナー・マクラウドを演じるのは、クリストファー・ランバート。デビュー作の「グレイストーク」、リュック・ベッソン監督「サブウェイ」と、大物の作品に立て続けに出演しましたが、この不思議な映画で、その後の道筋が曲がっちゃった気がします笑。敵役のクランシー・ブラウンが、怖いのなんの。QUEENの“Princes of the Universe”が盛大に盛り上がる空撮から始まります。地下駐車場で火花を散らしながら、中世でも時代劇でもないチャンバラ。最高にカッコいいです。 脚本はグレゴリー・ワイデン。学生時代に課題で書いたこの脚本でデビューというすごい方。「バックドラフト」も面白かったです。音楽スコアはマイケル・ケイメン。「未来世紀ブラジル」「リーサル・ウェポン」「ダイ・ハード」の頃です。QUEENとの共作のためかサントラが2010年まで出なくてハラハラしました笑。3本の続編映画、テレビシリーズ、アニメまで出来た幸せな映画です。でも最初の一本を超えるものは観れなかったな〜。 SFコーナーに、なぜかPart2を除いてあるはずです。ショーン・コネリーを生き返らせちゃったからだなwww