最好映画。 089 「マッドマックス2」 1981年。
「マッドマックス:怒りのデス・ロード」の前作。新作は最高にカッコよくて煽られました。冒頭にインターセプターのスーパーチャージャーが廻るんですよ(涙)ムダに盛り上がるのは、前作がそれだけ面白かった証です。「マッドマックス2」のころは飛行機にぶら下がって撮影を指揮したという伝説もあるジョージ・ミラー監督の代表作。荒廃した未来世界像を砂漠の中で描ききってます。強くて孤独なくせに、人のために働く主人公が、最後までひどい目にあうけど、ギリギリ助かって、でもまた孤独になるという、偉いんだか偉くないんだかよくわからないヒーローをメル・ギブソンが最高に渋く演じてます。撮影のディーン・セムラーは「ダンス・ウィズ・ウルブス」「シティスリッカーズ」、砂嵐っぽい映画を撮り続けたのに、ジョージ・ミラーは「ベイブ」だとか「ハッピーフィート」だとかを監督していて、お子さま向けなのか!?と突っ込みたくなってました。でも作品歴だけ見ると「マッドマックス」以外に狂った映画がないんですよね。そこだけは誰にも渡したくないんでしょうね。30年も経って同じ世界感をグレードアップして観せようというのは天晴れ。「マッドマックス:怒りのデス・ロード」の特報を観たときは小躍りしました。69歳で撮る映画なんだろうか…?新作撮影は大好きな「張り込み」「レインマン」のジョン・シール!(72歳!)やっぱトラックですよね!衝撃なのは、90年代生まれの方には「北斗の拳のパクリだ!」と映ってしまうこと。オリジナルはこちらですよ!最新作の前に一本あった気もしますが忘れてください。
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