発展途上国の汚職高官のような恋愛がしたい
インスタグラムやTiktokの、若い女の陳腐さには辟易します。Travel/美容/instructor/Fashionとか、そんなプロフィールばかりです。
写真や動画の中身も、美女やら水着やら肉らやブランドやらで、ほとんど同じ顔の人たちによる、ほとんど同じ写真ばかりなので、区別つきません。
また、活動の場所は違えど、おっさんたちのやっていることも同じです。おっさんと接点持てば、やれ大物と知り合いだとか、やれ金持ちだとか、やれ大学で表彰されただとか、くだらない自慢話ばかりです。
若い女にモテることを自慢し、豪邸に住み、食に精通し、子弟を名門学校に通わせ、朝からゴルフに向かい、せかせか出張に出かけることを自慢気に語る、貌も体型も醜い中高年を、山ほどみました。その中でもバカの純度が高い奴らは、なぜか「会長」と呼ばれている率が高い気がします。
そもそも、女どもはヨーロッパだのビーチだの、おっさんどもはハワイだのシンガポールだのと、なんで彼らは、ああも外国旅行や外国の教育が好きなのでしょう。たかが移動を、そこまで有難がる理由がまったくわかりません。外国に何かここより良いものがあるという考え自体が、蓬莱信仰そのもので、最高にダサいですし、この国の野蛮さを表していると思います。
老若男女、金太郎飴のように同じ人間ばかり。細部が違っていても、基本的には全員同じ方向を向いているので、独自性は全く感じません。フレームワークが洗脳されているので、みんな同じです。
もっとも、これは現代人に限った話ではなく、近世も、中世も、古代も同じだったでしょう。ホモサピエンスの歴史は、いつも同じような、他人からの借り物の価値観の中で、金太郎飴のような人たちによって、コップの中の争いを延々続けてきたのだと思います。
根本的には、ホモサピエンスの知能程度が低すぎるのだと思います。我々の脳のアルゴリズムは、有効に取扱える関数の深さに、低いレベルで限界があり、創造的能力はほとんどないので、どの個体も、社会の価値観を模写するだけのスパムのような存在にならざるを得ません。
では、まともな個体がホモサピエンスにいるのか、と言われれば、誰もいないと思います。実際、世間的には学力的に賢いとされる、医者だ、学者だ、一流企業だ、スタートアップだ、という手合いも、インスタグラムで暴れたり、部下にパワハラしたり、銀座のクラブで若い女に鼻の下を伸ばしてフガフガ自慢しているだけの陳腐な存在です。
そういう連中と、公金を横領してハロッズでハイブランドを爆買いし、モデルを愛人にして、BMWで爆走している発展途上国の汚職高官とは、何が違うのでしょう。何も違わないでしょう。むしろ、偉ぶっているおっさんたちは、汚職高官のスケールダウン版に過ぎないと思います。
恒星間航行を可能としたり、ダイソン球を構築できるレベルの系外惑星の先進生物が、ホモサピエンスを見たとき、彼らはどう感じるでしょう。
おそらく、ホモサピエンスから、我々が「シロアリ」に対して感じる程度の知性しか感じないのではないでしょうか。
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