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聞こえるんです・・・歯科ってどこに行けばいいですか? : その4
とあることに絶対的な自信がある。
日常から頭を解放させたり、静かにノートPCでファイル作成の仕事などをしたく、また、日々の運動不足解消も兼ねカフェ探索ぶらぶらとするが、
静かなカフェに巡り合えないのが現状。
街の気質と言うか、カフェは集いの場になっており、ワイワイ話すグループが多い!
大抵カフェでは2-3人ぐらいで集って談話している光景に出会う。
ほとんどそこでは日々の鬱憤を吐きだす会話がされている。
なので1人で仕事をする時は、係に案内されても2人組のそばの席には座らないようにしている。
それでもそういった人々の声はとても大きく、会話は不可抗力で聞かされることになる。
そこで大抵小耳に挟むのは、「歯医者」という言葉...
私が特にそこだけ耳をダンボにしてるのか?拾いすぎ?
でもまあ、絶対的に自信がある。
カフェの談話で歯医者の話は、9割の確率で1回は出る。
歯医者、と聞こえると、なんだか居心地が悪くなる。自分のウワサをされているような気がして肩身が狭くなるのだ。
え?聞かせられてる?
みたいに。
大抵、歯科の話題とは歯医者に対しての不平不満...。
どれだけ街中の人々は歯医者に不満を持っているんだろう、と思う。
そんなに治療が納得いかないものが多いのか?
と疑問にも感じる。
この歯科医院過剰の世の中で言う、地域によってはコンビニより多い。
(その時代の流れで歯科医院には大変な時代だ。これについてはまた機会がある時に書こうと思う。)
これだけ大量に歯科医院があるからこそカフェで愚痴ってる人々はいい歯科医院に出会わないものなのか?
その場で相談に乗って差し上げたいぐらいだ。
「えーっと...歯科医院やってる歯科医師ですが何かお呼び?」と。笑
けれどもその時の私はカフェの壁かインテリアと同じ、カフェの装備品と化してるので、
仕事をしながら、ただ
ほうほう...
と聞いている。
...いや聞こえちゃって。
中には深刻な話も聞こえる。
私が先に座った席のすぐそばにやってきた2人組20代ぐらいの女子。
後から座られると避けられないので、後からやってきてお喋りが始まり困惑していると、
「...でさ、歯が折れて」
みたいなとこから聞こえてしまったので、
何〜〜!?
聞き耳センサーON。
「でさ、歯が折れて」
「折れた?まじで」
「抜かれて」
「え〜」
「神経も見えとって、治療できんくて」
「まじで」
「柔らかいものばっかり食べてて」
ここで、
...おじいちゃん、おばあちゃんの話??
と思いつつ...さらに聞き続ける。
(聞こえちゃうほどの声なんで)
「柔らかいものばっかり食べててさ〜歯が折れたらしい」
「柔らかいもの食べたら歯が折れると?」
「たまには硬いもの食べないかんって先生が」
「へ〜」
「だけん、歯が折れて抜かないかんくなって」
「かわいそ〜」
「同じものばっかりしか食べてなかったから、
うちのフェレット」
フェレット!?
吹き出す...!
この件で初めて知ったのだが、リスやネズミのような”げっ歯類(げっ歯目)” の動物は野生では硬い物を食べることでうまく歯がすり減るとのこと、それで、柔らかいものやペットフードばかり食べさせていると歯がすり減らないため、伸び、折れてしまうらしい。
フェレットはげっ歯目ではないようだが、歯が弱っていたのか、折れたようだ。
折れて歯を抜かれてしまったかわいそうなフェレット...。
ホントにカフェでは皆さん、
歯医者話に花が咲いていらっしゃいマス...
聞こえ出したら
わ!キターー...!
と、関係もない話なのに、
冷や汗をかきながら、居る。